バッファローチキン

ガーリックライス

チキンステーキ

ハンバーグ

　◆ニンニク香など風味増大　一本で人気の肉メニューに

　ヤマサ醤油の「ヤマサ醤（ジャン）」シリーズは、ニンニクなど素材由来の風味を醤油で増した、肉料理と相性の良い専用タレと提案し、幅広い外食チャネルに浸透している。「GARLIC」をはじめとした全4種は使用食材別にラインアップ。かけ・絡み・漬け込み焼きダレと調理別にも展開し、一本で味付けが決まって調理工程を簡単にする。魚と和食に強い品揃えを肉、洋風へ広げ、スチコン提案も深めて定着させる。

　2017年2月から「香るGARLIC醤」を発売し、姉妹品の「辛旨（からうま）！SPICY醤」「玉ねぎPEPPER醤」「旨味ギュッとMOROMI醤」を揃える（各1.14～1.16kgパック、980円）。中国読みで濃い味の総称である醤（ジャン）としてシリーズ化。素材・味わいごとに特化した醤油を用い、すき焼きやおろしぽん酢以外で初めて肉用調味料を開発した。

　「GARLIC」は最大量入れたニンニクの香り、うま味を、もろみ醤油と魚醤で引き出した、絡み焼きダレ。「SPICY」はニンニクと唐辛子、コチュジャンの辛さ、うま味を薄口醤油で全面に押し出した。肉料理に上がけすれば赤い色味が映える。ともに薄めずに肉量の20～25％程度使えば、食欲をそそる濃厚な味わいのステーキ、グリル料理が出来上がる。

　「PEPPER」は珍しいニンニク不使用のかけダレ。ニンニクが敬遠されるランチに使え、具だくさんの玉ネギが食感のアクセントになる。玉ネギの甘味とうま味を濃口醤油が引き立てる。「MOROMI」は唐揚げの下味付けなどに使える、漬け込み焼きダレ。熟成感が確かに伝わる、もろみ醤油をメインに用い、ジューシーな鶏もも肉などに合う。

　4品とも味付けは一本だけで決まる。料理オペレーションを簡素化して人手不足にも対応する。近年は肉消費が伸び、魚が落ちて外食も肉専門店が増加。醤油大手ならではの、素材・醤油別の肉用調味料と支持され、居酒屋をはじめとした外食店で採用が相次いでいる。

　調理現場ではアレンジしやく、肉と好相性と高評価。19年からスチコンメニュー集もまとめ、産業給食や惣菜ベンダーにも提案を強めている。好調な新商品「焼きあごだし」「花椒麻辣（ホアジャオマーラー）」「ゆず胡椒つゆ」とともに　簡単・魅力的なメニュー拡充を加速する。

　規格＝各種

　●バッファローチキン

　やみつき度の高い辛味とうま味がしっかり絡む

　（1）鶏手羽先をオーブンで約15分焼く。

　（2）「辛旨！SPICY醤」を（1）に絡め、器に盛り、付け合わせを添える。

　●ガーリックライス

　ガツンと来るニンニク香で肉料理の魅力倍増

　（1）ご飯を無塩バターで炒め、「香るGARLIC醤」を絡めて器に盛る。

　（2）牛肉に塩コショウを振ってフライパンで焼き、「香るGARLIC醤」で調味し、（1）にのせる。

　（3）ニンニクチップを散らす。

　●チキンステーキ

　かけ・絡め・漬け込みと使い方自在

　（1）鶏もも肉を「旨味ギュッとMOROMI醤」に約2時間漬け込む。

　（2）（1）をフライパンで焼き、器に盛り、付け合わせを添える。

　●ハンバーグ

　濃厚なおいしさで肉料理の味がキマる

　（1）ハンバーグを焼き、器に盛り、「玉ねぎPEPPER醤」をかける。

　（2）目玉焼きを（1）にのせ、付け合わせを添える。