アイヌ文化に興味がある。最近、九州国立博物館で「ウポポ ヤン リムセ ヤン」を見た。アイヌの踊りや歌、楽器演奏が盛り込まれたパフォーマンス。九州で見られる機会はそうない。張り切って足を運んだ▼人々がお互いどうつながってきたか。食の恵みを与えてくれる自…続きを読む
4年ぶりの全面開催となった「第74回さっぽろ雪まつり」がこのほど開催された。来場者数は過去最多を記録した2019年の273万人に次ぐ239万人だった▼世界中から観光客が訪れる北海道の大イベントとしてにぎわいが復活。期間中、札幌中心街に近いグルメスポッ…続きを読む
わが国有数の巨大食品市場・清涼飲料。通年で莫大な新製品が発売され、食品業界屈指のマーケティング戦略がシーズンごと、ジャンルごとに敷かれており、話題には事欠かない▼華やかに見える同産業だが、その歴史は中身・容器・製法・フレーバリングともにまさに技術革新…続きを読む
厚生労働省が先月公表した飲酒ガイドライン。「日本の飲酒文化が壊れるのでは」「飲み会ができなくなる」「これまでの取り組みを無視している」など酒類業界の受け止めは複雑▼ガイドラインのキーワードが「量(ml)×アルコール度数×0.8(比重)」で割り出す「純…続きを読む
「その鼓動に耳を当てよ」は、名古屋掖済会病院救命救急センターのドキュメンタリー映画。「断らない救急」をモットーに、24時間365日、身寄りのない人から生活困窮者まで誰でも受け入れてきた▼コロナ禍で救急車の受け入れ台数は連日過去最多を更新。他の病院に断…続きを読む
しばらく前、TVで「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」が放映された。マカロニウエスタンの名作だ▼マカロニウエスタンという言葉も死語になっていると思うので説明すると、イタリア製西部劇のことだ。見せ場は3人のガンマンが対峙して早撃ちで雌雄を決するシーン。三…続きを読む
この時期、まったりとおいしいどぶろく。今年になって外で飲む機会が増えるかと思ったが、この3年間のクセで家飲みが根付いてしまった。特に今、はまっているのがどぶろくだ▼どぶろくはコメ、米麹、水を発酵させ、醪(もろみ)をこさずに作られたもので、その起源は稲…続きを読む
6日に発表されたKDDIによるローソンへ株式公開買付け成立後、三菱商事との共同経営体制に移行するという案件は新しい時代の到来を予感させた▼これまでCVSのM&A(企業の合併・買収)の動きは大手企業が次々と中堅を吸収し、全国規模で展開する主なプレーヤー…続きを読む
新製品の「パスタキューブ」は独自成分で麺の決着を防ぎ、“ワンパン”調理が誰でもできる。味の素社の商品説明は必ず独自が誇られ、人財・技術投資を先行する自負が感じられる▼トップアスリートの強化支援事業の「ビクトリープロジェクト」もその一つ。海外では栄養サ…続きを読む
年末年始の取材で、あらためて「人口減少」というキーワードを多く見聞きした。業種業態によってとらえ方はさまざまだが、大手製造業では国内基盤は強化しつつ、投資先や売上げ拡大の成長は海外という方向性を打ち出す企業も多い▼グローバルへの価値の置き方もさまざま…続きを読む