災害時の食のあり方、貴重な食料資源大切に和食推奨 甲南女子大学名誉教授・奥田和子氏

総合 インタビュー 2023.08.04 12622号 09面

 気象変動による自然災害が増加する昨今、災害食の市場規模(金額)は直近の5年間で約倍増し、今後も拡大が見込まれる。だが、鳥インフルエンザによる鶏肉、鶏卵が不足し輸入に大きく依存する一方、ロシアによるウクライナ侵攻に伴い、小麦の食料供給が困難を極め食糧安保に影を落としている。日常時でも食料需給が不安定化する現状下の災害時の食のあり方について、甲南女子大学奥田和子名誉教授は、SDGsの観点も含め次のように問題提起する。
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