小売の的 未来への顧客創造：間食ニーズに熱視線 食のスタイル変化対応
間食の目的も多様化、幅広いニーズ対応が求められる
食品小売は間食ニーズの獲得に意欲的だ。朝昼夕食を補完する食機会というだけでなく、間食を3食いずれかの代替とする食スタイルにも現代的な解釈が加わり、間食の商機は拡大している。
3食と間食を厳密に線引きすることは難しいが、間食を代表するジャンルとして菓子市場の推移を見ると、コロナ初年の20年に落ち込んで以降は上昇を続け、23年は小売金額ベースで約3兆6000億円、コロナ前の19年を7％余り上回っている（全日本菓子協会調べ）。
