小売の的 未来への顧客創造:コスパ弁当の開発活況 主菜特化で低価格実現
2025.04.04
食品スーパー(SM)の米飯を使った惣菜は、500円を超える高価格帯と、500円未満の低価格帯で開発が進む。500円超の弁当は、外食を含む異業種と比較した際のコスパが需要を支える。本体価格598~698円が開発の主戦場だ。一方、低価格帯では主にディスカ…続きを読む
マミーマートは「生鮮市場TOP!」と「マミープラス」の2業態で出店を加速する。24年9月期は生鮮市場TOP!2店を開設、3年ぶりに出店を再開した。今後2ヵ年で両業態合わせて16店の新設と13店の業態転換を計画、26年度に営業収益2050億円(24年度…続きを読む
イトーヨーカ堂は、25年2月上旬に自前の仕組みによるネットスーパーが終了する。それと切り替わるかたちでONIGO(オニゴー)の宅配機能を活用した「ONIGO上のイトーヨーカドーネットスーパー」を開始、イトーヨーカドーとヨーク合わせて93店舗で稼働させ…続きを読む
セブン-イレブン・ジャパンの下期施策のうち、「うれしい値!宣言」による値頃感の訴求強化と、Vポイントとの連携には従来路線にはない目新しさがある。その狙いは即時配達サービス「7NOW」や、大型モデル「SIPストア」の実験と同様、新しいアプローチを加える…続きを読む
ビオセボン・ジャポンは「オーガニックを日常に」を掲げて普段使いできる品揃えを拡充してきた。23年度は全店を改装、売上げは既存店ベースで2桁増となった。7月の代々木上原店(東京都渋谷区)で新規出店も再開している。また、イオングループ各社へ商品を供給、こ…続きを読む
良品計画が展開する商品には「無印良品」として企画・開発するPBのほかに、「Found MUJI」や「諸国良品」として扱う国内外から見つけてきた商品群がある。このうち諸国良品はネット販売で「地域のいいもの」を提供する取り組みで、青果を中心に生産者とのつ…続きを読む
●鮮度や話題性など盛り込む ストックできることが冷凍食品の重要な魅力であり、近年の市場拡大はストックできる価値の広がりが原動力になってきた。外食の味や本格スイーツを家庭にストックする需要は、コロナ禍を経て浸透した。さらにどのような価値をストックでき…続きを読む
乳幼児のおよそ10%が食物アレルギーを持つとされ、年齢とともにその割合は減少するもののアレルギーの原因食物は多様化してくる。 イオンの商品担当で、PB開発を担うイオントップバリュ社長を兼任する土谷美津子執行役副社長は、食物アレルギーに配慮した商品は…続きを読む
食品小売は間食ニーズの獲得に意欲的だ。朝昼夕食を補完する食機会というだけでなく、間食を3食いずれかの代替とする食スタイルにも現代的な解釈が加わり、間食の商機は拡大している。 3食と間食を厳密に線引きすることは難しいが、間食を代表するジャンルとして菓…続きを読む
食品スーパーも総合スーパーも、子育て世帯の需要に応えて成長してきた業態だ。今もそこが主要ターゲットであることは変わらないが、加えて非・子育て世帯へのフォーカスを打ち出すチェーンが増えている。イオンは子育て前の「MZ世代」を狙い、ヤオコーは子育てを終え…続きを読む