元旦の新潟を震わせた能登半島地震から半年以上が経過した。県内SMチェーンは一昨年、にいつフードセンターが福島県のリオン・ドールコーポレーションの傘下に入って以降大きな再編はなく、各社が着々とそれぞれの戦略に沿って展開し、激しい競争を繰り広げている。そ…続きを読む
人口減少や少子化により国内の食品市場の量的縮小が見込まれる中、シニア市場への注目が高まっている。農林水産省が公表している「食料・農業・農村白書」(2020年度)によると、世帯当たりの食糧消費支出は世帯主の年齢階級が上がるほど生鮮、加工食品への支出割合…続きを読む
◇経営トップに聞く アフターコロナにおけるリベンジ消費が一年通して業務用市場の成長を支え、コロナ禍からの完全復活を印象づけた。全国各地で観光需要が高まり、レジャー施設やリゾートホテルなどが活気付く。服部コーヒーフーズ(仙台市)の70期(23年4月~…続きを読む
◇経営トップに聞く 北海道酒類販売は、コロナ下逆風を受けた業務用市場の復調や「業務改善」、営業・物流体制強化などが奏功し業績がV字回復。23年度売上高は788億円、営業利益、経常利益とも前年を上回り2期連続で経常利益率1%超えを果たした。継続して取…続きを読む
道内食品・酒類卸業界は各種イベント再開、観光需要回復などの恩恵を受ける一方、諸物価、人件費、物流費高騰といった課題も山積する。今年は夏物商材の伸び悩みや道外ディスカウンター参入による価格競争熾烈化もあり、各社は道産商材を使ったオリジナル商品訴求やコス…続きを読む
●強みの地域密着で存在感 目を引く「攻め」の営業活動 地域卸各社は自社展示会の開催をはじめ、強みとする地域密着の取り組みでメーカーと得意先をつなぐ役割を果たし、自社が活動するエリアでの存在感を示している。継続して価格改定への対応に努めるとともに、既…続きを読む
◆2024年問題本番 製配販で最適連携へ 日本加工食品卸協会(日食協)が、サプライチェーンの全体最適化へ急ピッチで取り組みを強化している。4月から本番を迎えた物流「2024年問題」への対応をはじめ、次世代を見据えたメーカー・卸間の標準EDIの構築に…続きを読む
◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇日本アクセス・俵積田秀剛酒類MD部長 一つ目の「市場創造」は国内酒類の消費低迷を打破するため。当社が23年2月に立ち上げた「チル酒」は、冷蔵の“チルド”と、のんびり時間を楽しむといった意味の“チルアウト”から名…続きを読む
◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇伊藤忠食品・福嶋義弘取締役・常務執行役員営業統括部門部門長代行(兼)商品本部本部長 まずは「コミュニケーションツールとしての適正飲酒の勧め」を挙げたい。厚労省の飲酒ガイドラインが公表され、各自に合った飲酒量を守…続きを読む
◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇三井物産流通グループ・佐藤友治三井食品ユニット商品本部本部長 「付加価値」を挙げたい。これまでのように値頃な商品を2~3本買ってもらうのを、高単価のアイテムを1本買ってもらうといったことが大切な気がする。大手メ…続きを読む