「おいしい一杯を作るためなら何でもやります」と胸を張るのは松澤伸明ヤマダイ経営企画部開発室リーダー。同社の看板商品である凄麺の開発に当初から関わっている、いわば「ミスター凄麺」ともいえる人材だ▼人気ラーメン店で長蛇の列に並んでお目当ての一杯を食べると…続きを読む
コロナ禍以降の香辛料メーカー取材を通じて感じることがある。メーカーの規模にかかわらず、設備投資が増えている点だ。その規模は異なるが、設備の更新や増設などの新たな投資が増えている。さらに多いのが原材料の貯蔵量を担う倉庫の新設や増設の動きだ▼コロナ禍時に…続きを読む
飲食店で食べきれなかった料理は、自己責任で持ち帰ろう--。食品ロス削減のための啓発イベント「mottECO(モッテコ)FESTA2024」が7月29日、東京都内で開催された▼会場では関係省庁や自治体、取り組みに賛同する外食チェーン、ホテル、企業などが…続きを読む
7月23日発行の中部食品マーケット特集内で、惣菜企業トップ座談会を企画した。メンバーは日本惣菜協会東海支部長でもある後藤食品の後藤金成社長、まつおかの松岡まち子社長、中部フーズの纐纈直孝社長。中部惣菜業界を代表する3人がそろう貴重な場となった▼座談会…続きを読む
ここ数年、食生活を揺るがすような原料の不作・不漁が後を絶たない。欧州でのオリーブはじめ、日本でも近海のサバ・サンマ・スルメイカ、有明海の海苔、和歌山の梅が深刻な状況となっている。沖縄産のパイナップル、北海道産のアズキも同様だ▼いずれも海水温の上昇や暖…続きを読む
7月19日~8月14日まで夏の風物詩・さっぽろ大通ビアガーデンが行われている。市民の憩いの場、観光スポットでもある札幌テレビ塔、大通公園5丁目~11丁目の6区画を使い、およそ1万3000席が並ぶ▼大通ビアガーデンは1957年からスタートした伝統行事。…続きを読む
2年連続の主要原産地の大不作により、一時期は製品供給に黄信号が伴った国内オリーブオイル。食用油を代表するプレミアムジャンルとして重要な役割を果たす一方、大半の原料が海外からの調達による特性上、原産地事情や為替要因、調達コストなどが収益性に直撃する▼同…続きを読む
出張で北海道へ。ニッカウヰスキー余市蒸溜所は為定一智社長が「ブランド力の源泉」と呼ぶ基幹の一つ。赤屋根のキルン塔から漂うスモーキーな香り、独特の力強さを生む世界でもまれな石炭直火焚き蒸留器。非公開の製樽室では樽の内側を焦がすチャーリングの炎に興奮▼延…続きを読む
「悔いのない商売をやろう」。宮城・秋保温泉の名物SM「さいち」の創業者佐藤啓二会長と妻澄子専務が、家業のよろずやから現金販売・貸し売り無しに業態変換した79年に2人で誓った▼それから45年、名物のおはぎは最高日販2万5000個の記録を持ち、惣菜べんと…続きを読む
食のグローバルリスクが高まる中、コメがトレンドだ。国内外のおにぎりブームが良い例で、大手卸の直近の販売数量も前年比で2割は拡大。コロナ禍から回復した業務用はもとより、家庭用需要も旺盛で、減り続ける家庭炊飯もコロナ禍で底を打ったまま続いている▼問題は支…続きを読む