毎年6月10日を楽しみにしている。広島の梅雨入り時期の風物詩である小イワシ(カタクチイワシ)漁の解禁日だからだ▼広島の繁華街で浴衣祭り「とうかさん」が開催され、小売店の鮮魚売場に小イワシが並び始めると「また暑い季節がやってくるな」と夏の訪れを感じてし…続きを読む
プロ野球2024シーズンは3月29日に開幕し、現在セパ交流戦が行われる中、2年連続最下位に沈んだ北海道日本ハムファイターズの躍進が続いている。野球評論家や解説者による戦前の下位予想を覆す健闘だ▼オリックスからフリーエージェントになった山崎福也が加入し…続きを読む
6月から、1人当たり年間計4万円の定額減税が始まった。政府は物価高騰に苦しむ家計の負担を軽減させ、経済の好循環を実現すると胸を張る。ところが定額減税と引き換えに森林環境税の徴収が新たに始まり、全世帯を対象とした子育て支援金制度が成立。再エネ賦課金引き…続きを読む
今年発表の家計調査で、新潟市の塩ザケ購入額が前回に引き続き全国1位だった▼新潟といえば、枝豆を含むさや豆の圧倒的な購入額は少しずつ認知されてきたが、全国平均の倍以上の塩ザケは意外に認知されていない▼SMの鮮魚売場を見れば一目瞭然。塩ザケ・塩マスの売場…続きを読む
都内屈指のにぎわいを誇る板橋区のハッピーロード大山商店街が揺れている。都は商店街を分断する新道整備とタワマン開発を推進。全長560mに及ぶアーケードの3分の1が撤去され、当該区域の店は立ち退きとなる。既に15店舗が移転で散り散りになった▼今も1日3万…続きを読む
1983年9月30日付本紙の第16回食品産業功労賞記念号で受賞者の播磨伊之助氏の記事を読みため息をつく。記事は、書かれることがなかった大河小説のあらすじだ▼播磨氏は明治40年、商人の町大阪・堺で生まれた。15歳で堺の菓子製造所室谷製菓所に勤務。大正1…続きを読む
先日、神戸牛を食べる機会があった。確かに赤みの上品さ、繊細なサシの香りと風味は記憶に残るおいしさだった。わさび業界では「肉にわさび」を提唱し、最近では肉にわさびをつけて食するシーンが増えつつある▼ただし、現状では神戸牛など高級な牛肉での使用が外食で主…続きを読む
若年層向けにメルマガやSNSで情報を発信する企業が増えている。食品業界でもその傾向が強まる中、LINEリサーチが全国の高校生を対象に流行語に関する調査を行った▼調査によると2024年に流行しそうな言葉の1位は「それガーチャー!ほんまゴメンやで」だった…続きを読む
世界的な原材料・エネルギー価格高騰に円安の影響も受けて、建設資材価格が高騰している。建設物価調査会の推計を見ると、今年3月の建設資材物価は2021年1月と比較して30%上昇している。さらに人手不足による労働賃金高騰などの要因も加わり、工場建設を諦める…続きを読む
5月28日に発行される中部流通特集の中で、今年もインバウンドに関する企画ページを設けた。昨春から名古屋で外国人観光客を多く見掛けるようになったが、新型コロナが5類感染症に移行して1年が過ぎ、当地域はインバウンド消費に沸いている▼「沸いている」のは、セ…続きを読む