街への思いは個人的な思い込みによる傲慢(ごうまん)なものだ。酢漬けのキャベツが食べ放題だった「タカオカカレー」が閉店してから東京・神保町は、私にとっての神保町ではなくなった。それでも、田村書店がある、ランチョンがあると納得させていたが、田村書店のご主…続きを読む
中学3年生の娘が入試を控え、毎日遅くまで勉強している。あまり無理はしてほしくないが、希望する高校には合格してほしい。力になりたいが、何もできない。受験生を前に、親は無力だ▼模試の結果に一喜一憂する毎日にも、楽しみはある。例えば塾の帰り道、ふたりでこっ…続きを読む
「塩分濃度約20%でもしょっぱくない梅干し」があると聞いて、記者は群馬県吉岡町にある「お漬物の森島」を訪ねた。その梅干しは「おおぼし」といって大粒で表面は乾いた状態でうっすら塩が吹いているが、試食してみると心地よい酸味とシソのいい香りが口いっぱいに広…続きを読む
「労働生産性の国際比較2023」(日本生産性本部、23年12月22日公表)によると日本の22年の就業者1人当たり労働生産性は8万5329ドル、OECD加盟38ヵ国中31位で1970年以降、最も低い▼長時間労働に依存しない働き方が広がる中、注目される就…続きを読む
洋画「逆転のトライアングル」をDVDで見た。セレブを乗せた豪華客船が無人島に漂着。そこではサバイバル能力に長けた船内トイレ清掃員が、生存したメンバーのリーダーとなる。無人島では食料確保が非常に困難。それができるか否かが生命の存続を大きく左右する▼困難…続きを読む
24年は元日に発生した石川県能登半島を震源とする大地震で緊迫感が漂う幕開けとなった。われわれ中部支社は北陸地方も取材エリアとし、直近では昨年12月下旬に金沢市をはじめ、今回被害が大きい七尾市にも出向いている▼その際、あらためて感じたのは能登地域の何と…続きを読む
元日を揺さぶった能登半島地震から10日がたつ。石川県をはじめ被災地の一刻も早い復興を願うばかりだ。新潟県も被災した。県民の多くが驚いたのは、震源地寄りではない新潟市の被害が大きかったこと。それもごく一部に被害が集中していた。砂丘と平野の境界で液状化現…続きを読む
食と最先端技術を掛け合わせ、さまざまな課題解決を図る「フードテック」は23年も世界的に開発・実装が相次いだ。わが国では特に人手不足を解消するAI活用、人口減・マーケット縮小に対応する需要予想・開発支援システムなどが24年以降、拡大する見込みとなってい…続きを読む
北海道エリアにおける2023年の食品界5大出来事を独自に選んでみた。(1)鳥インフル影響の鶏卵不足で需給逼迫(2)小売・運送で北海道物流研究会発足(3)再開発で札幌すすきの、新札幌で複合商業施設相次ぎ開業(4)新千歳空港国内線旅客数が10月12%増で…続きを読む
師走恒例の重大ニュース会議。固くなく明るい話題はないか。今年はいろいろありました。一部は昨年暮れだけど▼買えなかった「缶つま」。まさかのコラボデザイン登場の「チャリメラ」。初めて食べた「いもむしパン」に「ちいかまん」。久しぶりに買った「ふりかけ」。「…続きを読む