物価上昇が続く状況下で、最近特にそれを感じる場面がある。ホテルなどの宿泊や懇親会などの費用の高さだ。飲食費よりも、会場費や宿泊費がコロナ禍以前とは明らかに異なる▼その価格上昇に加えて、さらに厳しいのが懇親会の最低人数の増加や予約確定までの時間の短さ、…続きを読む
消費者庁の「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」の適用が4月1日から始まる。一般用加工食品の容器包装への表示を禁じた食品表示基準第9条規定に当たるか否かを10の類型に基づき食品事業者が自己点検できるようにした▼10の類型は、単なる「無添加」の…続きを読む
この時期、バレンタインデーにチョコレートをもらったら必ずホワイトデーにお返しをしなくてはならない、それも3倍返しで。このように昭和生まれの記者の頭のどこかに刷り込まれている▼厳密にいえば昭和50年代生まれであり、お返しをしなくてはという気持ちはあるが…続きを読む
日銀が18~19日に開く金融政策決定会合で、マイナス金利政策を解除するかどうかが最大の焦点になっている▼その判断材料の一つとなる春季労使交渉の回答によっては、解除の現実味が増すだろう。だが家計のマインド、いまだプラスに転じない実質賃金の動向はどうか。…続きを読む
アイヌ文化に興味がある。最近、九州国立博物館で「ウポポ ヤン リムセ ヤン」を見た。アイヌの踊りや歌、楽器演奏が盛り込まれたパフォーマンス。九州で見られる機会はそうない。張り切って足を運んだ▼人々がお互いどうつながってきたか。食の恵みを与えてくれる自…続きを読む
4年ぶりの全面開催となった「第74回さっぽろ雪まつり」がこのほど開催された。来場者数は過去最多を記録した2019年の273万人に次ぐ239万人だった▼世界中から観光客が訪れる北海道の大イベントとしてにぎわいが復活。期間中、札幌中心街に近いグルメスポッ…続きを読む
わが国有数の巨大食品市場・清涼飲料。通年で莫大な新製品が発売され、食品業界屈指のマーケティング戦略がシーズンごと、ジャンルごとに敷かれており、話題には事欠かない▼華やかに見える同産業だが、その歴史は中身・容器・製法・フレーバリングともにまさに技術革新…続きを読む
厚生労働省が先月公表した飲酒ガイドライン。「日本の飲酒文化が壊れるのでは」「飲み会ができなくなる」「これまでの取り組みを無視している」など酒類業界の受け止めは複雑▼ガイドラインのキーワードが「量(ml)×アルコール度数×0.8(比重)」で割り出す「純…続きを読む
「その鼓動に耳を当てよ」は、名古屋掖済会病院救命救急センターのドキュメンタリー映画。「断らない救急」をモットーに、24時間365日、身寄りのない人から生活困窮者まで誰でも受け入れてきた▼コロナ禍で救急車の受け入れ台数は連日過去最多を更新。他の病院に断…続きを読む
しばらく前、TVで「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」が放映された。マカロニウエスタンの名作だ▼マカロニウエスタンという言葉も死語になっていると思うので説明すると、イタリア製西部劇のことだ。見せ場は3人のガンマンが対峙して早撃ちで雌雄を決するシーン。三…続きを読む