葉桜の緑もあざやかな季節、まさに春満開といったところだが、ふと気がつけばそうめんシーズンが目前だ。本紙では今年も「全国麺類特集」を発行し、市場動向や産地情報、各社近況のすべてを一冊に詰め込む。5月末発行を目指し鋭意制作中だ▼先日取材した京都の選別機メ…続きを読む
閉鎖空間の食事は脳に食わす--。「南極の料理人」として知られる和食料理人、篠原洋一氏は、11日に松本市で行った長野県食品問屋連盟主催の講演会で、南極で得た極意をこう述べた▼オーロラに憧れて、二度にわたり調理師として南極観測隊に参加した篠原氏。「基地で…続きを読む
「信ぴょう性のあるマッチングアプリやな、貴女の仕事」。何気ない会話の中で発した言葉に、長らく知る同世代女性社長がそう返した▼「記者」の意味を調べると、記事の取材・執筆や編集に携わる人、筆者とある。ただ、企業や人との接点が増えると、文筆時間は意外に少な…続きを読む
最近一番驚いたニュースといえば、ニューヨークタイムズ紙が世界の旅行先「2024年に行くべき52ヵ所」で、山口市が3番目に選ばれたことだ▼父親の仕事の関係で小学5年から中学2年まで山口市に住んでいたのでなおさら驚いた。国宝瑠璃光寺五重塔や陶芸工房、湯田…続きを読む
地元兵庫県の春の風物詩といえばイカナゴの新子(稚魚)漁だ。播磨灘では3月11日に漁が解禁されたが、深刻な不漁で同日に終漁となり、今季の漁はわずか一日で終わった▼生のイカナゴの稚魚を醤油、砂糖、ショウガなどで甘辛く煮た佃煮「イカナゴのくぎ煮」は、瀬戸内…続きを読む
4日、佐渡島で業務用食品卸・ネオテイクの展示会が開かれる予定だ。テーマは人手不足対策▼一大観光地の佐渡島は世界遺産認定も控え、今は「北陸割」も追い風になっている。大竹光彦社長によれば、円安による国内旅行回帰の恩恵もあるそうだ。展示会テーマの飲食業・宿…続きを読む
私が好きな袋麺の一つにイトメン「チャンポンめん」がある。1963年発売開始のロングセラー商品で、エビと椎茸のだしを使ったあっさりスープが無塩製法麺の魅力を引き出しているのが特徴。熱烈なファンも多いと聞く▼なのにSMの店頭にあまり置いていない。伊藤充弘…続きを読む
あの記録が破られる日が来るとは思わなかった。3月7日に再発防止勧告が出た日産自動車の下請法違反事件。部品業者への支払代金の不当な減額は30億円に上り、日本生協連の違反記録(総額約26億円)を12年ぶりに更新した▼最近の公取委の動きは注目に値する。凄絶…続きを読む
仕事柄、写真撮影は付きものだ。どうしても出てしまう一言が「笑顔でお願いします」だ。新商品発表の記事で、担当者が商品を手に無表情というのも収まりが悪い。商品を世に問う真剣なまなざしという選択肢もあるが無難な線を選ぶ▼小学生のころ、料理本が好きだった。特…続きを読む
もうすぐ4月。待ちわびた春の訪れとともに新生活が始まる。進学や就職をきっかけに親元を離れ、一人暮らしを始める人も多いだろう▼「Oisix」を展開するオイシックス・ラ・大地が現在一人暮らしをしている子どもを持つ、日本全国の40~69歳の男女に「子どもの…続きを読む