
26年下期(7~12月)の食品カテゴリー総合展望を天気予報形式で占います。物価上昇や価格改定が続く一方、消費者の節約志向は根強く、価格に見合う価値を選ぶメリハリ消費が一段と定着しそうです。人手不足を背景とした「時短」「簡便」「個食対応」に加え、健康価値や長い夏への対応も引き続き重要なテーマとなります。価格だけでは測れない機能性や利便性を備えたカテゴリーに明るい材料が見られそうです。
26年下半期104カテゴリーの天気予報概要

天気マークの指標
(前年同期比)7%増≦快晴、3%増≦晴れ<7%増、0%≦晴れ間<3%増、3%減<曇り<0%、雨≦3%減
本紙が取り上げた食品・酒類など104カテゴリーのうち、前年比7%以上の高成長が見込める「快晴」予報は「ビール類」「豆乳」の2カテゴリーとなった。3%以上増の「晴れ」予報は上期の17から21カテゴリーへ増え、市場に明るさも見られる一方、「曇り」「雨」は全体の約4割を占め、販売数量の伸び悩みが見込まれるカテゴリーが目立つ。物価上昇や価格改定が続く中でも、健康価値や簡便性、長い夏への対応など付加価値を備えたカテゴリーは堅調な推移が見込まれる。価格だけでなく価値を重視するメリハリ消費が、引き続き市場動向を左右しそうだ。…続きを読む
ドライ食品
対応進む夏の長期化
塩
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雨
猛暑対策に知識と適切な摂取を
家庭用は縮小傾向が続く。25年度販売量は14万2000t。業界は価値向上施策や適正摂取の啓発を進め、熱中症対策を契機とした需要喚起を図る。
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カレー
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晴れ
キーマ系が市場拡大貢献
市場は堅調な推移を維持する。家庭用市場は前年比3.3%増。各社は値頃感や健康志向の商品提案を強化し、キーマ系を軸に利用場面の広がりが続きそうだ。
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米粉
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晴れ間
原料米の安定供給急務
需要は堅調に推移する。米粉用米需要量は6万t。行政は原料安定供給支援を進める一方、生産基盤の確保と加工用米の安定調達が引き続き重要課題となる。
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包装米飯
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晴れ間
長期的に見れば市場拡大
市場は長期的な拡大基調を維持する。各社は加工技術や容器改良による利便性向上を進め、商品価値を高めながら需要開拓を図る。
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清涼飲料
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曇り
下期は価格改定など影響
市場は金額を維持する一方、数量は弱含む。25年生産量は2311万kl。各社は新たな価値提案や話題性のある商品投入を進め、需要喚起と市場活性化を図る。
シリアル
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晴れ
業界横断活動始まり需要拡大
定着拡大への期待が高まる。25年出荷金額699億円と前年を上回り、共同プロモーションや健康価値の発信を通じて喫食機会を広げ、日常食化の進展を目指す。
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菓子
付加価値型に存在感
スナック菓子
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晴れ
多様化で成長基調維持
好調な地合いが続く。25年小売金額6000億円突破を追い風に、原料調達の安定化と素材の多彩な商品開発を進め、新たな需要層の取り込みを目指す。
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チョコレート
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曇り
秋冬期の数量回復目指す
需要立て直しが課題。25年小売金額7105億円と過去最高を更新しつつ、主力商品の価値向上と新機軸の投入を両立させ、購買数量の持ち直しにつなげる。
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キャンデー
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晴れ
グミとハードに錠菓も勢い
好調な流れが続く。錠菓の金額は1~5月前年比16.8%増と伸び、機能性や食感の差別化に加え、有力ブランドの展開強化が市場の活気を後押しする。
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米菓
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晴れ間
先行き不透明で前年割れも
厳しい局面が続く。販促や新商品で関心を喚起しつつ、大容量品と食べ切り品を軸に需要を掘り起こし、供給面の不安への対応も迫られる。
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酒類
酒税改正が最注目に
ウイスキー
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曇り
消費陰り価値提案が焦点
市場は正念場。物流不安や節約意識を踏まえ、商品の魅力を高める提案を強化し、新たなけん引役の育成による販売基盤の立て直しを探る。
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清酒
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晴れ間
新規ユーザー獲得取り組む
裾野拡大が焦点。25年輸出総額約458億7900万円と海外販路は拡大し、低アルコールや発泡タイプ、異業種連携などで新たな飲用層の開拓を進める。
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ノンアルコール飲料
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晴れ
健康志向高まり着実成長へ
拡大基調が続く。25年市場規模4710万ケースを背景に、多彩なビールテイストの開発や新たな飲用提案を進め、愛飲者の裾野拡大を後押しする。
ビール類
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快晴
減税で近年にない伸びも
需要拡大への期待が高まる。10月に酒税率が統一され、主力ブランド刷新や販促強化を追い風に市場活性化が進み、カテゴリー全体の動向が注目される。
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チルド・日配
豆乳の市場拡大続く
ヨーグルト
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晴れ
新食シーン・機能性提案を
成長基調を維持。25年度は前年を4~5%上回る見込みで、機能価値の訴求や新たな喫食提案を通じ、利用機会の拡大による需要創出を図る。
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豆乳
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快晴
値上げ懸念も拡大基調
拡大基調を維持。25年生産量44万4552klと過去最高を更新し、普及啓発や食育を通じた価値発信を追い風に、価格改定後の需要動向が焦点となる。
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納豆
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晴れ
健康効果・手軽さで拡大期待
需要拡大が続く。25年市場規模3018億円と初の3000億円台に達し、健康価値の発信や海外展開を進めながら、持続的な供給体制の構築を図る。
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漬物
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雨
厳しい環境に包材高追い打ち
厳しい局面が続く。25年生産量70万5036tと前年を下回り、価格適正化と健康・簡便性を生かした提案で需要回復への道筋を探る。
冷凍・アイス
個食タイプに明るさ
冷凍調理品
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曇り
一食完結型の需要伸長
需要は底堅く推移。国内総消費量300万t超と過去最高を更新し、一食完結型商品の充実を進める一方、価格改定後の販売動向が焦点となる。
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冷凍麺
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晴れ
ワンプレート充実で市場拡大
市場は利便性と品質向上を追い風に拡大が続く。各社はワンプレート商品の充実を進め、多様な食シーンへの対応が需要を押し上げそうだ。
冷凍デザート
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晴れ
ホテル業態の需要増続く
堅調な伸びが続く。25年市場規模は540億円前後とみられ、ホテルや給食向けの提案を広げながら、多様な提供場面の開拓で需要拡大を目指す。
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アイスクリーム
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晴れ間
高付加価値品の浸透進む
市場は堅調に推移する。25年度市場規模は6631億円。各社は高付加価値戦略を軸にブランド力を強化し、日常用途との差別化で選ばれる理由づくりを進める。
その他
成長の鍵は健康対応
プラントベースフード
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晴れ間
第2成長期へ助走速度増す
市場は次の成長局面へ移行しつつある。市場規模は1250億円。外食での採用拡大や新カテゴリー参入が進み、需要基盤の広がりが今後の焦点となる。
プロテイン
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晴れ
環境負荷小さい植物性続々
市場は拡大基調を維持する。25年指数は236.9。各社は植物性プロテインの開発を加速し、原料高への対応と需要創出の両立を図る。
コメ
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雨
米価下落と消費者離れ苦悩
市場は供給過多で転換局面を迎える。民間在庫量は249万t。業界は販売回復に取り組む一方、価格下落による収益悪化と需要低迷への対応が焦点となる。
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惣菜
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晴れ
コスト吸収と価格転嫁は正念場
成長基調は維持するものの収益環境は厳しい。市場規模は11兆7075億円。各社はアウトパック化や包装見直しを進め、価格転嫁の実現が今後の焦点となる。