短くて何気に気ぜわしい2月がやってきた。干瓢を炊いて寿司をまき、味噌を仕込む。ひな人形も飾らねば。どれも正解しているか分からず、少々面倒に感じる、年に一度の行事準備だ。おまけに6歳の娘が手作りバレンタインもといいだした▼恵方巻きは酢飯が多いと晩酌に向…続きを読む
世界遺産の島・宮島の昨年1年間の来島者数が前年比164%の465万2000人と過去2番目となった。過去最高を記録した2019年の465万7000人に約5000人足らなかったとはいえ、過去最高に迫る記録となった▼宮島では22年12月に厳島神社のシンボル…続きを読む
年明け以降、悲しくて切ない出来事が多いだけになるべく明るい話題を。コロナ禍の収束でインバウンド需要は回復し、大阪はにぎわいを見せている▼特に大阪ミナミエリアではコロナ禍は閑古鳥が鳴いていたが、現在は異国かと見間違うほど、アジア人を中心とした海外観光客…続きを読む
花椒(ホアジャオ)などのしびれるような辛さが特徴のスパイスは、一時のシビ辛ブームからここ数年は市場に安定して定着した。麻婆豆腐や汁なし担々麺といった外食メニューだけでなく、家庭での炒め物や鍋などの使用が進む。花椒の拡大でサンショウの需要も増加している…続きを読む
街への思いは個人的な思い込みによる傲慢(ごうまん)なものだ。酢漬けのキャベツが食べ放題だった「タカオカカレー」が閉店してから東京・神保町は、私にとっての神保町ではなくなった。それでも、田村書店がある、ランチョンがあると納得させていたが、田村書店のご主…続きを読む
中学3年生の娘が入試を控え、毎日遅くまで勉強している。あまり無理はしてほしくないが、希望する高校には合格してほしい。力になりたいが、何もできない。受験生を前に、親は無力だ▼模試の結果に一喜一憂する毎日にも、楽しみはある。例えば塾の帰り道、ふたりでこっ…続きを読む
「塩分濃度約20%でもしょっぱくない梅干し」があると聞いて、記者は群馬県吉岡町にある「お漬物の森島」を訪ねた。その梅干しは「おおぼし」といって大粒で表面は乾いた状態でうっすら塩が吹いているが、試食してみると心地よい酸味とシソのいい香りが口いっぱいに広…続きを読む
「労働生産性の国際比較2023」(日本生産性本部、23年12月22日公表)によると日本の22年の就業者1人当たり労働生産性は8万5329ドル、OECD加盟38ヵ国中31位で1970年以降、最も低い▼長時間労働に依存しない働き方が広がる中、注目される就…続きを読む
洋画「逆転のトライアングル」をDVDで見た。セレブを乗せた豪華客船が無人島に漂着。そこではサバイバル能力に長けた船内トイレ清掃員が、生存したメンバーのリーダーとなる。無人島では食料確保が非常に困難。それができるか否かが生命の存続を大きく左右する▼困難…続きを読む
24年は元日に発生した石川県能登半島を震源とする大地震で緊迫感が漂う幕開けとなった。われわれ中部支社は北陸地方も取材エリアとし、直近では昨年12月下旬に金沢市をはじめ、今回被害が大きい七尾市にも出向いている▼その際、あらためて感じたのは能登地域の何と…続きを読む