神戸市「KOBE野菜を食べようキャンペーン」に味の素社などが参画

総合 キャンペーン 2019.09.06 11937号 04面
左から神戸市健康福祉局健康部健康政策課・水野進太郎氏、イオンリテール近畿カンパニー・今田直人神戸事業部事業部長、兵庫県栄養士会・榊由美子会長、味の素大阪支社・木山貴雄家庭用第2グループ長

左から神戸市健康福祉局健康部健康政策課・水野進太郎氏、イオンリテール近畿カンパニー・今田直人神戸事業部事業部長、兵庫県栄養士会・榊由美子会長、味の素大阪支社・木山貴雄家庭用第2グループ長

味の素社の「ラブベジ」レシピ提案(イオンスタイル神戸南)

味の素社の「ラブベジ」レシピ提案(イオンスタイル神戸南)

 【関西】神戸市では9月の全国食生活改善普及運動に合わせ、「KOBE野菜を食べようキャンペーン」を9月30日まで展開している。味の素社やコープこうべ、イオン、ダイエー、トーホーストアなどの小売各社と連動し、市内112店舗の量販店舗の野菜売場で、神戸市統一のPOPを掲げるとともに、味の素社の「ラブベジ」販促を大きく展開。家庭で手軽に実践できる野菜レシピを提案することで、野菜摂取量の拡大に寄与していく。

 8月30日の「イオンスタイル神戸南」でのキックオフイベントからスタートし、市内のコープこうべ60店舗、イオン7店舗、ダイエー・グルメシティ20店舗、トーホーストア25店舗で協力企業同士のコラボイベントやキャンペーンを実施する。コラボイベントは「イオンスタイル神戸南」のほか、9月1日に「コープデイズ神戸北町」、9月3日に「トーホーストア六甲道駅前」、9月7日に「ダイエー神戸三宮」でも開催。1日350gの野菜体験コーナーとプラス野菜一皿のヘルプ相談、味の素提供の野菜メニュー試食コーナーとメニューブック配布などを行う。また市内のセブンイレブンでも同キャンペーンと連携したポスター・POPを掲示する。

 神戸市健康福祉局健康部健康政策課の水野進太郎氏は「野菜摂取目標量は1日350g以上だが、兵庫県民の摂取量は男性294g、女性262gにとどまっている。20代を中心とした若い世代が低く、特に若い女性に野菜を多く取ってもらいたい。今回のキャンペーンを機に、自身や家族の食生活を考えてほしい」としている。

 イオンリテール近畿カンパニーの今田直人神戸事業部事業部長は「17年に締結したイオンと神戸市の包括連携協定の一環として、同年から実施している。食生活を通じて、地域の皆さまに健康で長生きしてほしい」と話す。

 味の素社が展開する「ラブベジ」は、レシピ集やPOPなどによる食卓提案を行いながら、野菜と調味料などとの関連販売を推進し、野菜摂取量の拡大を目指す取組み。「今年はレンジで簡単に調理できるレシピや、親子で楽しく作れるレシピをメーンに、料理研究家コウケンテツ氏と連動したレシピ提案に力をいれている」(味の素大阪支社・木山貴雄家庭用第2グループ長)(徳永清誠)

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