九州食品産業特集2024
九州エリアは農産物の供給基地であり、特に畜産は産出額で大きな存在感を放っている。九州農政局の「農産物産出額の順位と構成比(令和4年)」をみると、九州での産出額順位トップ10は上から肉用牛、豚、ブロイラー、コメ、鶏卵、イチゴ、生乳、トマト、ミカン、カンショの順となっている。県別に見ると産出額で、福岡以外のすべての県で肉用牛が1位もしくは2位のいずれかに入っている。ここは一つの特徴だ。(九州支局長=大屋良太)
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◆九州食品産業特集:農産物産出額トップ3は畜産物 全国地域メーカーと連携も
特集 総合 2024.06.27九州エリアは農産物の供給基地であり、特に畜産は産出額で大きな存在感を放っている。九州農政局の「農産物産出額の順位と構成比(令和4年)」をみると、九州での産出額順位トップ10は上から肉用牛、豚、ブロイラー、コメ、鶏卵、イチゴ、生乳、トマト、ミカン、カン…続きを読む
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九州食品産業特集:フンドーキン醤油 業務用手応え感じる
調味料 特集 2024.06.27フンドーキン醤油は前期、過去最高の売上げを達成した。売上げ増でけん引役となったのが本州・四国エリアだった。商品別で特に伸びが大きいのが、「あまくておいしい醤油」「あまくておいしいさしみ醤油」や生詰味噌だ。 そのほか最近の商品動向としては、「柚子こし…続きを読む
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九州食品産業特集:ニビシ醤油 海外事業に歴史あり
調味料 特集 2024.06.27ニビシ醤油は、前期実績では営業利益が堅調だった。要因はさまざまあるが、利益が出やすい環境を築けたのが大きかったとみている。 同社は海外向けが、売上構成比で約1割を占める。そこは他社と比較しての強みだととらえている。ただ、現在の海外ビジネスは短期で築…続きを読む
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九州食品産業特集:富士甚醤油 地球環境への配慮を
調味料 特集 2024.06.27富士甚醤油は、経営方針の中で特に「地球環境への配慮」を重視している。1社でできることには限りがある。そのような中でも、できることを着実に積み重ねていきたいという強い信念がある。 商品開発では、その一環として昨年3月に「ジップみそ」を発売。また、総工…続きを読む
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九州食品産業特集:マルヱ醤油 地域企業の役割追求
調味料 特集 2024.06.27マルヱ醤油は、今期の取り組みとして、生産から物流全体の流れをあらためて組み立て直す。特にてこ入れするのが、在庫全体のコントロールだ。システムをフルで活用させて適正在庫の実現を図る。これを通じて、物流課題にも挑んでいく。 受注業務では省人化を図る。A…続きを読む
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九州食品産業特集:チョーコー醤油 業務用を県外で強化
調味料 特集 2024.06.27チョーコー醤油では、今期が3ヵ年中期計画の初年度に当たる。中期計画のテーマは「意識改革」。この「意識」の対象は、数字と既存業務。さらに重要項目として「業務用の推進」「海外市場への取り組み」「社内業務の棲み分け」「SDGsの取り組み」の四つを掲げる。 …続きを読む
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九州食品産業特集:宮島醤油 ブランディング重視
調味料 特集 2024.06.27宮島醤油が特に重視しているのが、自社のブランディングだ。テーマの一つとしては、「健康志向」を掲げる。昨年は「減塩寒仕込み醤油 蓮華」を発売。低塩分のもろみを発酵させる技術を確立。これにより、一般的な「脱塩法」ではなく「低塩仕込み法」で製造することがで…続きを読む
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九州食品産業特集:ヤマエ食品工業 8月に新工場稼働へ
調味料 特集 2024.06.27ヤマエ食品工業では、今年8月に新しい調合濾過工場が稼働予定。投資額は約9億円。これにより、歩留まり改善、商品のさらなる品質向上を実現。生産品目の切り替えも、スムーズとなるよう設計した。また製造設備も、最新鋭のものにこだわった。市販用のみならず、業務用…続きを読む
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九州食品産業特集:フンドーダイ ショップ「出町久屋」盛況
調味料 特集 2024.06.27フンドーダイは、同社の商品開発力の高さを示す透明醤油をベースにして最近では、醤油商品を強化してきた。一方で、たれやソースはトーンが弱めだった。そこで、今後幅広い商品領域で支持を得るため、醤油以外の新商品も注力している。 商品例としては、「革命のにん…続きを読む
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九州食品産業特集:マルタイ 北米など拡販へ本腰
麺類 特集 2024.06.27マルタイは、前期実績が増収増益で着地した。関東エリアは特に注力していたこともあり、売上げの伸びも最も顕著だった。海外向けは、香港や台湾での伸びが大きかった。 今年は、周年商品が3種ある。「マルタイラーメン」が発売65周年、「屋台ラーメン」が発売55…続きを読む
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九州食品産業特集:サンポー食品 ワークショップ実施
麺類 特集 2024.06.27サンポー食品では、昨年が主力商品「焼豚ラーメン」が発売45周年となる節目の年だった。それにちなみ、昨年夏と今年3月に「オリジナル焼豚ラーメンを作ろう」というワークショップを実施。自分で具材を選び、パッケージもデザインするという内容だ。特に「自分で作る…続きを読む
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九州食品産業特集:五木食品 社会課題に取り組む
麺類 特集 2024.06.27五木食品は1878年、熊本市で製粉、製麺の店として創業。その後「五木そば」の発売を経て、五木ブランドを確立した。1960年には棒状即席麺「アベックラーメン」を発売し、67年にはLL麺業界に参入した。 87年本社・工場を現在の城南町に新築移転し、96…続きを読む
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九州食品産業特集:きゅうぶつ 野菜の産地こだわる
農産乾物 特集 2024.06.27きゅうぶつの歴史は70年を超える。同社は1949年、椎茸などの農産物を販売する九州物産商会として設立された。59年には日田椎茸入札市場を開設し、業容を拡大した。 その後76年に九州物産商会から分離し、加工、販売部門として同社の前身が設立された。同時…続きを読む
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九州食品産業特集:丸永製菓 氷系の品揃え強化を
アイスクリーム 特集 2024.06.27丸永製菓は前期、夏の暑さが厳しかったこともあり、アイスクリーム市場全体が成長基調にあったとみている。同社売上げも前年に対して堅調に推移した。昨年行った生産ライン増設による供給力強化も大きな効果を発揮した。 最近の特徴的なコラボ商品には、ファンタのア…続きを読む
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九州食品産業特集:ダイショー 部門間連携を活発化
調味料 特集 2024.06.27ダイショーでは今年4月、松本俊一新社長の下、新たなスタートを切った。松本社長は入社後、経理、仕入れ・調達、営業管理、生産など幅広い部署を経験してきた。 前期は価格改定が定着したことに加え、「名店監修鍋スープ 天下一品京都鶏白湯味」のヒットも貢献し、…続きを読む
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九州食品産業特集:さかえやグループ 製造現場の生産性向上へ
水産乾物・塩蔵他 特集 2024.06.27さかえやグループの前期は、売上げが堅調に伸長した。最近では、九州外での得意先からの引き合いも目立つという。 また、外食関連の需要も戻ってきた。末端ユーザーからの支持に手応えを感じている。ただ、さまざまなコスト上昇は業界全体への影響が大。それ対しては…続きを読む
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九州食品産業特集:八ちゃん堂 原点回帰で商品開発
冷凍食品 特集 2024.06.27八ちゃん堂は使命として、「独創的な着想(アイデア)と機知(ユーモア)で世の中を幸せにする」「真摯に仕事に取り組み、品質にこだわり、社会に貢献する」の二つを掲げる。家庭向け商品には、冷凍たこ焼き、むかん、冷凍なす(焼きなす)がある。 最近は特に、高ま…続きを読む
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九州食品産業特集:鶴味噌醸造 調味料選手権挑み ブランドに磨き
調味料 特集 2024.06.27鶴味噌醸造は、新しい方向性の商品として「あまざけ ツルノホウセキ」を訴求している。同商品は、“若い世代にも飲みやすい甘酒を作りたい”という思いから生まれた甘酒。フレーバーも多く展開。夏場需要を取り込む。そのような意図を込めた商品群として、育成を図って…続きを読む
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九州食品産業特集:二豊フーズ 「納豆自販機」を設置
豆腐・納豆・コンニャク 特集 2024.06.27二豊フーズの大きな強みは、国産大豆使用商品が充実しており、フレーバーや商品仕様が多彩である点。商品別で最も人気があるのは、「国産くろめ納豆」。これに続くのが「九州小粒納豆すずおとめ」だ。同品は昨年全国納豆鑑評会で優良賞を受賞。 2022年には「おお…続きを読む
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九州食品産業特集:アクタ 人手不足への貢献を
特集 機械・資材 2024.06.27アクタでは、前期実績として、行楽、学会などの行事へ向けた弁当向け包材の動きが良かったという。また価格改定が定着したこともあり、全体として増収増益で着地した。 飲食業界での人手不足は依然として深刻で、テークアウトはやりたい意向はあっても、リアル店舗で…続きを読む
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九州食品産業特集:山忠 パウダーで利用拡大
水産乾物・塩蔵他 特集 2024.06.27山忠の創業は1947(昭和22)年。これ以来、同社は原料の買い付けから加工・選別・製品化までを一括管理する、海藻の総合加工メーカーとなっている。主力は、ヒジキ、ワカメ、海藻サラダ。国内産ヒジキ処理量は日本一でもある。 資源環境の変化を見据えた、人口…続きを読む
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九州食品産業特集:西日本食品工業 新しい挑戦を続々と
農産乾物 特集 2024.06.27西日本食品工業では、国産はるさめの認知度向上に積極的に取り組む。土産物やギフトなど、これまで取引のなかった業態に向けて発売した「熊本名物 はるさめスープ太平燕」の開発の背景には、“メニュー商品が一つのきっかけになれば”という思いもある。実際、一定の成…続きを読む
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九州食品産業特集:西田精麦 国産もち麦 引き合い目立つ
コメ・もち・穀類 特集 2024.06.27西田精麦は、今年3月にグレインズサラダ専門店「麦と野菜のお店&AttA」をオープンさせた。穀物の新しい可能性を追求し、発信することが狙いだ。 ただそれだけではない。同社はこれまで、製造した商品を口にする利用者と、接点をもつ機会があまりなかったため、…続きを読む
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九州食品産業特集:火乃国食品工業 地元原料商品大切に
粉類 特集 2024.06.27火乃国食品工業は1910(明治43)年、清泉商会として発足し、110年を超える歴史がある。その後、火乃国食品工業が設立され、会社設立後60年以上が経過している。同社がある九州中南部は、古くから阿蘇の伏流水や白川、球磨川など豊かで清冽な水資源に恵まれて…続きを読む
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九州食品産業特集:フタバ 海外向けが特に好調
調理品・コメまわり品 特集 2024.06.27フタバの創業は1913年。薬剤師・吉丸末吉氏の発想から生まれた「御飯の友」はこの年に誕生。昨年は創業110周年という節目の年だった。 国内ではお土産品の需要が回復。観光スポットでOEM商品の動きが良いとしている。観光関連では、熊本県内では「御飯の友…続きを読む