家庭用のスパイス製品は6月までの1年間で、価格改定効果などで金額ベースでは前年比6.7%増と全体で前年を上回った。数量ベースでは前年に届かないものの同3.5%減に止まり堅調な推移を続けているといえる。シーズニングスパイスを含む洋風スパイスは金額ベース…続きを読む
スパイス市場は家庭用、業務・加工用ともに価格改定効果の浸透などで回復基調がより鮮明になった。今後はいかに市場の拡大につなげるかが課題となる。家庭用で好調を持続する練りスパイスでは新ジャンルでエスビー食品が「ゆずぽん酢おろし」、ハウス食品が「濃い飴色の…続きを読む
そばを代表する一大ブランド「信州そば」。地元の長野県では、観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品も地域の食品産業をけん引している。 中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺・乾そばは長野県が製造量で全国トップを誇り、カテゴリー市場で40…続きを読む
「信州味噌」の地元、長野県は、トップメーカーから小規模な蔵まで、約100の製造業者が軒を連ねる味噌の一大産地だ。全国出荷量における県のシェアは、約55%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた2023年の県味噌実出荷量は20万2510tで、前年を…続きを読む
自然豊かな甲信エリアは、野菜や果実などの宝庫。長野県はエノキ茸や本わさび、山梨県はブドウ、桃などが日本一の生産を誇る。これら農産物を主な原料に、地域の農産加工業は地域経済をリードしてきた。現在では日本ワインやなめ茸、こうや豆腐など、加工品の分野でも国…続きを読む
本紙は長野、山梨の両県に本社や拠点を置く食品関連の製造業、卸売業、小売業、外食業など約120社を対象にアンケート調査を実施。今年上期の業況や値上げ・価格改定の実施状況、「アフターコロナ」に向けた対策、戦略などを聞いた。調査期間は7月1~31日、延べ4…続きを読む
市場規模の縮小、ナショナルチェーンの攻勢と連動したナショナル卸の台頭などが重なり、激しい競合を戦う甲信エリアの地域卸。コロナ禍で大きなダメージを負った外食、宿泊・観光関連などは順調に需要回復が進み、量販向けの売上げも商品価格の値上げで上向いているが、…続きを読む
●商圏図塗り替わるか 人口減少を背景に、市場規模の縮小が続く長野、山梨両県の食品マーケット。SMは長野のツルヤ、山梨のオギノら地元チェーンが盤石の基盤を誇るが、生鮮や惣菜も含め食品販売を強化するドラッグストア(DgS)、ディスカウントストア(DS)…続きを読む
猛暑が連日続く今夏の長野・山梨両県。高騰・高止まりが続く原材料費、物流の2024年問題が現実化した物流難、物価高による節約志向など、地域の食品業界の背筋は寒くなる一方だ。 インバウンドを含めた観光需要が活発に推移するなど、本格化した「コロナ後」にに…続きを読む
◇首都圏卸トップに聞く 関東食糧の今8月期単体売上高は、前年比5~6%増の125億~126億円で着地する見通し。連結でもコロナ前の水準(19年8月期148億円)を大きく上回りそうだ。しかし、同社がトップシェアを有する埼玉県では、郊外を中心に飲食店の…続きを読む