長野・山梨地区夏季特集2024

長野・山梨地区夏季特集:小売流通=大型商業施設 25年相次ぎ開業

小売 2024.08.19 12807号 06面
創業139年を数え松本の商業の顔として親しまれてきたJR松本駅前の井上百貨店は25年3月末で閉店。隣の山形村で運営する系列のショッピングセンター「アイシティ21」に経営を一本化する

創業139年を数え松本の商業の顔として親しまれてきたJR松本駅前の井上百貨店は25年3月末で閉店。隣の山形村で運営する系列のショッピングセンター「アイシティ21」に経営を一本化する

25年4月の開業に向けて工事が進む南アルプス市のコストコ南アルプス倉庫店予定地。高い集客力で長野県、静岡県の一部も商圏に入れる

25年4月の開業に向けて工事が進む南アルプス市のコストコ南アルプス倉庫店予定地。高い集客力で長野県、静岡県の一部も商圏に入れる

 ●商圏図塗り替わるか
 人口減少を背景に、市場規模の縮小が続く長野、山梨両県の食品マーケット。SMは長野のツルヤ、山梨のオギノら地元チェーンが盤石の基盤を誇るが、生鮮や惣菜も含め食品販売を強化するドラッグストア(DgS)、ディスカウントストア(DS)などとの業態を超えた競争が過熱する。甲信エリアでは来春以降、地域最大規模の大型商業施設や強力な集客力を誇るホールセラーが相次いで開業する一方、百貨店やGMSが立て続けに閉店する予定で、地域の商圏図は大きく

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    長野・山梨地区夏季特集2024

    総合

     猛暑が連日続く今夏の長野・山梨両県。高騰・高止まりが続く原材料費、物流の2024年問題が現実化した物流難、物価高による節約志向など、地域の食品業界の背筋は寒くなる一方だ。(長野支局長=西澤貴寛)

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