長野・山梨地区夏季特集2024

長野・山梨地区夏季特集:信州そば・乾麺=進む高付加価値化 そば粉は高止まり

小麦加工 2024.08.19 12807号 09面
各地に「そば処」がある長野県。大町市美麻の新行地区の「新行そば」は地粉で打ったやや太めの田舎そば

各地に「そば処」がある長野県。大町市美麻の新行地区の「新行そば」は地粉で打ったやや太めの田舎そば

 そばを代表する一大ブランド「信州そば」。地元の長野県では、観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品も地域の食品産業をけん引している。
 中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺・乾そばは長野県が製造量で全国トップを誇り、カテゴリー市場で40%以上のシェアを占めている。
 2020年からの、いわゆるコロナ禍で、乾そば需要は新たなステージへの可能性を見せた。それが「八割」「十割」など、そば粉の配合率が高い製品の好調だ。

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    長野・山梨地区夏季特集2024

    総合

     猛暑が連日続く今夏の長野・山梨両県。高騰・高止まりが続く原材料費、物流の2024年問題が現実化した物流難、物価高による節約志向など、地域の食品業界の背筋は寒くなる一方だ。(長野支局長=西澤貴寛)

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