長野・山梨地区夏季特集2024
長野・山梨地区夏季特集:信州味噌・醤油=足元整え立ち位置死守
竹屋が毎年行っている恒例の地域イベント「みそプラザ」。大人気「みそ詰め放題」の行列に藤森伝太社長は「『味噌が必要だ』と思ってもらえている証」と話す=写真は23年9月=諏訪市
「信州味噌」の地元、長野県は、トップメーカーから小規模な蔵まで、約100の製造業者が軒を連ねる味噌の一大産地だ。全国出荷量における県のシェアは、約55%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた2023年の県味噌実出荷量は20万2510tで、前年を0.6%下回った。全国実績の2.4%減と比べて落ち幅は緩やかだが、慢性的な需要停滞に加え、製造コストの著しい上昇に伴う値上げなどが影響したとみられる。
物流の2024年問題に伴う対策、輸送費の増大など、
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長野・山梨地区夏季特集2024
総合猛暑が連日続く今夏の長野・山梨両県。高騰・高止まりが続く原材料費、物流の2024年問題が現実化した物流難、物価高による節約志向など、地域の食品業界の背筋は寒くなる一方だ。(長野支局長=西澤貴寛)
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