長野・山梨地区夏季特集2024

長野・山梨地区夏季特集:地域卸=進む再編、競争次のステージ

卸・商社 2024.08.19 12807号 06面
4月にマルゼンフーズと統合し新ナガレイとして初めて開催した6月の「総合食品フェア」(長野市)。取引先が拡大した中「“NEXT”新たなステージへ」をテーマに掲げた

4月にマルゼンフーズと統合し新ナガレイとして初めて開催した6月の「総合食品フェア」(長野市)。取引先が拡大した中「“NEXT”新たなステージへ」をテーマに掲げた

 市場規模の縮小、ナショナルチェーンの攻勢と連動したナショナル卸の台頭などが重なり、激しい競合を戦う甲信エリアの地域卸。コロナ禍で大きなダメージを負った外食、宿泊・観光関連などは順調に需要回復が進み、量販向けの売上げも商品価格の値上げで上向いているが、上昇する事業コストの厳しい圧迫が足を引っ張る。コロナ禍でさらに鮮明となった大手寡占の構図に加え、物流の2024年問題が現実化した今期。長野県では、長年のライバルだったマルイチ産商と丸水長野県水(17年にマルイチ産商の子会社化)が

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    長野・山梨地区夏季特集2024

    総合

     猛暑が連日続く今夏の長野・山梨両県。高騰・高止まりが続く原材料費、物流の2024年問題が現実化した物流難、物価高による節約志向など、地域の食品業界の背筋は寒くなる一方だ。(長野支局長=西澤貴寛)

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