長野県でも松本市は特にインバウンド需要が大きい。外国人に人気の木曽路と合わせて訪れる観光客が多く、国宝松本城も猛暑の中、早朝から国内外の来場者でにぎわっている(2日撮影)
猛暑が連日続く今夏の長野・山梨両県。高騰・高止まりが続く原材料費、物流の2024年問題が現実化した物流難、物価高による節約志向など、地域の食品業界の背筋は寒くなる一方だ。
インバウンドを含めた観光需要が活発に推移するなど、本格化した「コロナ後」ににぎわいも戻っているが、本紙が甲信エリアの食品業界各社を対象に行った調査では、現在の景況感について「停滞」と答えた企業が最も多く、重苦しいムードが漂う。
少子高齢化、人口減少で地盤