長野・山梨地区夏季特集2024

長野・山梨地区夏季特集:農産加工=需要回復に原料不安のジレンマ

農産乾物 特集 2024.08.19 12807号 08面
「雑穀おにぎり」で親子コミュニケーションを提案するはくばくの「『雑』食堂プロジェクト」=写真は8月5日に開催した東京都内の発表会

「雑穀おにぎり」で親子コミュニケーションを提案するはくばくの「『雑』食堂プロジェクト」=写真は8月5日に開催した東京都内の発表会

新規ユーザーの開拓を目指して、こうや豆腐普及委員会が行ったレシピコンテストの入賞メニュー。「こうや豆腐の彩りホットサンド」=写真奥=など「可能性がグッと広がる」(同委員会)レシピが揃った

新規ユーザーの開拓を目指して、こうや豆腐普及委員会が行ったレシピコンテストの入賞メニュー。「こうや豆腐の彩りホットサンド」=写真奥=など「可能性がグッと広がる」(同委員会)レシピが揃った

 自然豊かな甲信エリアは、野菜や果実などの宝庫。長野県はエノキ茸や本わさび、山梨県はブドウ、桃などが日本一の生産を誇る。これら農産物を主な原料に、地域の農産加工業は地域経済をリードしてきた。現在では日本ワインやなめ茸、こうや豆腐など、加工品の分野でも国内トップシェアの多彩な製品を全国に送り出している。
 観光立県を掲げる両県にとってジャムやワイン、ジュース、漬物といった農産加工品は観光・土産品需要も大きな柱。コロナ禍のダメージから回復し、エリア内の各観

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