食品ニューテクノロジー研究会講演：農林水産技術会議・岩元睦夫元事務局長
●「食のコールドチェーンに関する技術開発テーマを探る」 農林水産技術会議・岩元睦夫 元事務局長
1965（昭和40）年に当時の科学技術庁資源調査会が公表した「食生活の体系的改善に資する食料流通体系の近代化に関する勧告（いわゆるコールドチェーン勧告）」は、その後の日本にさまざまな社会変化をもたらした。冷蔵庫と電子レンジが一般家庭に普及するとともに、冷凍食品産業も年間販売額で7000億円の規模に成長し、また、マイナス60度C以下でマグロを保管可能な冷凍
