全国小売流通特集2024
◆全国小売流通特集:エリア単位で競争力磨く 連携・協業も地域ごとに
内食・中食を主な市場領域とする食品小売は、インフレ環境にあって確実に売上げ・利益を伸ばしている。SMやGMSの既存店は総じて堅調、食品ディスカウント型のドラッグストア(DgS)は店舗数の拡大を続け、CVSも人流の回復に伴い復調している。
GMSは食品の構成比を高め、自らをSMと再定義するチェーンが増えた。生鮮・惣菜の構成比が高いSMとして成長戦略を描く際、供給インフラの機能的な進化を必要とする中で、展開エリアを特定地域に集約する傾向が顕著だ。