全国小売流通特集2024
全国小売流通特集:エリア動向=甲信越 地元勢盤石も変化予兆
◇パイの奪い合い新局面
人口減少を背景に、市場規模の縮小が続く長野、山梨両県の食品マーケット。SMは長野のツルヤ、山梨のオギノら地元チェーンが盤石の基盤を誇るが、生鮮や惣菜も含め食品販売を強化するドラッグストア(DgS)、ディスカウントストア(DS)などと業態を超えた競合を繰り広げている。新潟県では昨年10月、上越地区にウオロクが出店したのが大きなトピックだ。甲信エリアでは来春以降、地域の商圏図を一変させ得る規模の大型商業施設が相次いで開業する予定