7月31日。今日は蓄音機の日
7月31日は蓄音機の日。1877年7月31日にトーマス・エジソンが蓄音機の特許を取得したことに由来する。エジソンは朝食にアップルダンプリングというアップルパイをよく食べていた。 アップルパイには意外なスパイスが使われることがある。
エジソンも食べた? アップルパイに使われるスパイス
アニス
[Anise、日本名・アニス、主産地・スペイン、シリア、ブルガリア、中国、メキシコ]
2~3mmの、稲の籾を褐色にしたようなアニス草の乾果。甘草に似た独特の芳香があり、風味は峻烈で、多少甘味があり、矯臭作用もある。 古くギリシャ時代には薬草として知られ、ローマ時代には、悪夢除けのオマジナイにもなったと伝えられている。とくに菓子関係に用いられている。フルーツジュース、コーヒー ケーキ、アップルパイ、焼きリンゴなど。さらには、アニゼットなどのリキュール、アブサン代用のアペリティフなどの主香料でもある。
フェンネル
[Fennel、日本名・茴香 (ういきょう)、主産地・インド、地中海沿岸、コーカ サス地方、中国、アルゼンチン]
セリ科の一種でアニスのように甘く上品な香りがする。スパイスとしては、乾燥した種子(シード)を使用するが、ヨーロッパあたりでは 非常に古くから使用されていたという。なかでもリキュール、ベルモットなどの酒の香料として用いられた。
カレー粉、ソース、菓子、そして 健胃剤としても使用されている。変 わったところではアップルパイにパ ウダーをひとつまみふりかけるという用いられかたをしている。料理としては、魚の煮込み料理、貝ピラフ、 キャベツ、オニオン、カボチャ、ポテト料理によく合うようだ。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:服部 博))