8月1日。今日はカフェオーレの日
8月1日は江崎グリコ株式会社が制定したカフェオーレの日。6月1日の「世界牛乳の日」と10月1日の「コーヒーの日」のちょうど真ん中の日であるため。
コーヒー飲料のなかでは、ミルクがたっぷり入っているものが「カフェオレ」
コーヒー飲料は1950年代の後期にすでに、缶入りの製品が局部的に流通していたといわれているが、本格的に市場が浸透し始めた契機は、UCC上島珈琲 が1969年に製造した日本初の「ミルク入り」缶コーヒー「UCCコーヒー ミルク入り」の製品化である。同品は缶飲料のパイオニア的商品ともいわれており、 その後の清涼飲料市場の容器事情に大きな影響を与えた。
1980年代に入ると、市場の成熟とともに、カテゴリーの細分化がみられはじめた。消費者ニーズの細分化と製品化を実現させた技術力の発展がその主たる 要因といわれているが、ミルク砂糖入りの「スタンダード」、砂糖少なめの「微糖」、ミルクリッチタイプの「カフェオレ」、砂糖・ミルクなしの「無糖ブラック」の4大カテゴリーを中心に浸透している。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:久保喜寛))