奈良県吉野郡に本拠を置く南都食糧は、1918(大正7)年に創業した100年以上の歴史を持つコメ卸だ。コメ消費が減る中、地元・奈良県産のコメの活用を願って、2022年に米粉事業に参入した。 米粉のほか、カヌレや丸パン、ベーグル、シフォンケーキなどの最…続きを読む
●番重移載連動を 横浜に本拠を置く米飯製造のジャンボリアは、人手の掛かる弁当・惣菜事業にあって、生産性向上につながるロボット活用に先進的に取り組んでいる。 惣菜や弁当は、番重と呼ばれる箱に移載され、これを複数個重ねて、台車やパレットなどで出荷工程…続きを読む
◇コメ関連機械・技術企業 精米機の世界シェア約70%と世界的な精米機メーカーのサタケは、同社のオリジナル技術が結集した業界初の「加圧式IH炊飯機」の営業を強化している。同機で炊いたご飯は粘りがあり、コメ本来の良さをしっかりと引き出すとともに、「冷め…続きを読む
◇コメ関連機械・技術企業 国産米ぬかに含まれる油分を活用したライスインキ。大手CVSでおにぎり製品のパッケージに採用、ライスインキのロゴが表示されるほか、食品企業の間で、社員の名刺や販促物の印刷などにも拡大している。普及に当たっては、環境に配慮した…続きを読む
「主食改革」を提唱する、はくばく。食物繊維やタンパク質などが豊富な大麦、雑穀を普段のご飯に取り入れる提案で、健康的な食生活の普及拡大とコメ消費の活性化を目指している。この春夏期も「家庭の食卓や中食、外食などさまざまなシーンで雑穀を楽しんでもらえる環境…続きを読む
東洋ライスが発起人となり昨年11月、「医食同源米によって我が国の国難を解決するためのコンソーシアム」を立ち上げた。医食同源米とは「健康成分が豊富なぬか成分を残すとともに、地球環境に優しい無洗米加工し、おいしさも確保したコメ」の総称だ。 このコンソー…続きを読む
アイリスオーヤマグループは近年、投資の国内回帰を進め、アイリスフーズが担う食品事業を強化してきた。パックご飯と精米中心のコメ関連と、飲料水の2本柱で展開し、前期(12月期決算)売上高は、前年比21%増の290億円を達成。今期は、同48%増の430億円…続きを読む
エスアールジャパンの米飯づくりは「おいしさ」「3種類の炊飯システム」「安心・安全」にこだわる。関西から全国へ認知を広げている。炊飯米、酢飯、寿司やおにぎり、弁当など米飯づくりのプロとして、徹底した品質と衛生管理の下、商品開発にも力を入れ、今春新商品で…続きを読む
●来年3月本格稼働 全農パールライスは9月、JAグループ初の大規模米粉製粉工場を着工。来年3月をめどに本格稼働開始する。原料米品種と製粉方法にこだわったパンや洋菓子、麺など新規需要に最適な米粉を製造。生産能力は年間1150tで、主力の精米事業と酒米…続きを読む
幸南食糧は「コメの価値と魅力を伝える」をスタンスに掲げ、コメの卸と加工食品、炊飯事業などコメを中心に多様な事業を展開している。家庭炊飯が減る中、パックご飯やレトルトかゆなどの加工米飯にも注力し、昨年1月冷凍米飯ラインを導入。国内向けOEM生産のほか、…続きを読む