全国餅工業協同組合が集計した23年(23年4月~24年3月)の鏡もち生産量は、約3800tで前年を4.2%上回った。しかし、各社の動向を見る限りでは、数量ベースでは前年を下回るところも多い。金額ベースでは、各社の価格改定があったのにもかかわらず、本紙…続きを読む
鏡もち業界では昨シーズン、業界を挙げて10月末に受注締め日を設定し、多くのメーカーが結果に手応えを感じた1年となった。過剰生産によるロスの削減はもちろん、余計な在庫を抱えずに済んだことによるメリットも小さくはなかったようだ。今シーズンは、より精度の高…続きを読む
●年間販売は過去最高見込む サッポロビールは主力のスコッチ「デュワーズ」の販売を強化する。デュワーズブランドの中でも特に「デュワーズ 12年」の育成に力を入れる。年末に向けては、家庭用で「同12年」とユニークカスクシリーズのセット商品を初めて発売す…続きを読む
アサヒビールは10月1日発売の新商品「ニッカ フロンティア」の販売拡大に力を入れる。20年発売の「同セッション」以来、ウイスキーの通年品では4年ぶりの新ブランドとなる。プレミアムカテゴリー(1本2000円以上)のラインアップを強化し、ウイスキーの多様…続きを読む
キリンビールは、富士御殿場蒸溜所の多彩な原酒を使用した「キリンウイスキー 陸」と「キリンジャパニーズウイスキー 富士」の育成に力を入れる。陸は、年末にハイボール缶を発売するなどして飲用体験を拡大する。富士は国内外での展開を強化し認知拡大を図る。 1…続きを読む
●ジャパニーズウイスキー価値向上へ サントリーが造るジャパニーズウイスキー「山崎12年」が、世界的な酒類品評会「第29回インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」で、全部門の中で最高賞にあたる「シュプリーム チャンピオン スピリット」に選ばれた。…続きを読む
ウイスキー市場の拡大が続いている。炭酸水で割る飲み方、ハイボールで裾野が広がり、銘柄にこだわって購入する人も増えた。足元では手軽に楽しめる缶入り製品が伸長するほか、1本2000円以上の高単価品も好調。値上げの影響で販売数量の伸び率は鈍化傾向だが、国産…続きを読む
フタバ食品の今シーズンの中華まん事業は、上々のシーズンインとなったようだ。品質・味の向上はもちろん、プレミアム系商材には、国産素材などにこだわった豚まんを投入。路面店舗の「豚〓〓(とんきっき)」は観光客が多く来店し大盛況で、「餃子ドッグ」も底堅い支持…続きを読む
井村屋の点心・デリカテゴリーの前期(24年3月期)売上げは、前年比8%増と好調に推移した。冷凍食品については中華まんの需要の高まりから新規採用が広がるとともに、高温が続いた春夏シーズンの採用も増加。年間を通して需要のある商品としての地位を確立してきて…続きを読む
山崎製パンの前期(23年12月期)の中華まんの実績は、暖冬の影響を受け前年比1.6%減の90億円となった。今期(24年12月期第2四半期)までの実績は、同0.3%増の32億円で推移している。 24年秋冬の商品戦略は、二極化・三極化戦略を継続展開。「…続きを読む