食酢市場は主要カテゴリーの調味酢、飲用酢で堅調な需要を得ている。調味酢のコロナ特需、ドリンクの全国化によるブームを経て、今は値上げ後の消費減を金額増で補う。飲用はリンゴ酢が再成長し、業務用では寿司向けの長期熟成の赤酢が国内外で人気となって付加価値化。…続きを読む
つゆの別の方向性として、健康志向の層へ向けたものとして減塩つゆがある。「減塩=おいしくない」というイメージを払拭(ふっしょく)しようと、満足感へのこだわりを徹底的に重視する企業もある。ただ商品全体でみればかなり少数派だ。 つゆ売場そのものが、現状そ…続きを読む
まだまだボリュームは少ないが、売場で棚が徐々に広がっている混ぜめん商品(個食タイプ)だ。1人前ずつ小分けになっており、家族人数が少ない世帯でも使いやすい。また、味が多様に富んでいるのも特徴だ。ここが通常のボトルや瓶のつゆに比べて、差別化を図りやすいゆ…続きを読む
つゆにも味の種類は複数ある。中でも利用者を選ばず、幅広い層で支持されすいのががかつおつゆだ。人気の味であるため、多くの企業がラインアップに加えている。売上げのボリュームも非常に大きい。ただその分、シェアを獲得するのは最も難しい味だ。商品アイテム数が多…続きを読む
つゆ商品は、夏場が大きな需要期となっている。近年では夏の暑さは特にその程度が顕著に表れる。今年の夏も暑くなるという予測も聞かれ、この傾向はしばらく続く可能性がある。暑さが増せば増すほどに、食欲を維持するのが重要となる。そのような中、食べやすい涼をとる…続きを読む
つゆ商品には濃縮とストレートがある。九州で特に需要低下が顕著なのがストレートの方だ。特に九州メーカーでは、終売に踏み切る動きも目立ち始めた。 そのような中でも、依然として根強い人気を集めるのが、ヤマエ食品工業の「高千穂峡つゆ」シリーズと唐船峡食品の…続きを読む
九州地区のつゆ動向として、容量別に見ると、300ml、400mlなどの中容量レギュラーサイズ、500ml、800ml、1000mlといった大容量サイズがある。これだけ容量の種類が広がった背景には、消費者の用途スタイルの多様化がある。割安感のある大容量…続きを読む
九州エリアにおけるつゆ市場は、市場全体では厳しい状況が続く。そのような環境下、長く地元に根付いてきた地域メーカー、他エリア展開の強みも生かした全国メーカー双方が、それぞれ智恵や工夫を凝らし売場を形成。低価格志向が強い地域だけに、価格以外の価値を提案す…続きを読む
●おもしろい商売できる環境に 「コロナが明け、外食は全般的に好調だ。卸部門は値上げの効果もあるが、客先の回復や市場の盛り上がりで業績は良い。原料、光熱費、資材とあらゆるものが値上がりしている。それに対応して従業員の給与も上げていかなければならない。…続きを読む
ハグルマは今季、和歌山県産じゃばらの風味を生かしたドレッシングを発売した。主要原料やエネルギーのコスト高対策として、前期から商品数の集約で生産効率を追求する同社だが、同時に国産原料の特徴を生かした商品の販売や開発も強化。「国産野菜・果実使用」シリーズ…続きを読む