食を通じた健康生活に資する健康関連食品は、長く続く健康志向に加え、美容志向やコロナ以降さらに顕在化した免疫志向などに対応する付加価値市場として一大ジャンルを形成している。トクホ、機能性表示食品などのいわゆる制度型健康食品に加えて、素材由来の健康機能を…続きを読む
味噌トップメーカーのマルコメは、長年にわたり培ってきた大豆加工や発酵技術、開発力をベースに、大豆ミートや甘酒を使った惣菜の素、調味料アイテムを多彩に展開する。 「ダイズラボ惣菜の素」は、大豆ミート「大豆のお肉」を具材に「簡単でヘルシー、満足感のある…続きを読む
カゴメは、ガーリックやチーズ、トマトなどの欲望を刺激するメニュー「欲望飯」の浸透を図るため「ぶっかけトマト ガーリック&トマト」を2月27日から新発売した。従来にない新たな領域でトマト調味料メニューの拡大を図る。また、トマトケチャップとソースの使用量…続きを読む
ハウス食品のメニューシーズニングと汎用シーズニングのトータル売上金額は23年4月から12月までで前年比0.7%増と前年を上回った。メニューシーズニングはタイパ需要をとらえた「タコライス」や「ガパオライス」が好調に推移。調理時間を短くして簡単においしい…続きを読む
エスビー食品のシーズニングスパイスはこの3月までの1年間(業務用含む)で売上金額は前年を上回ったが、数量は伸び悩んだ。一方で「マジックソルト」を中心とした汎用シーズニングはメニューシーズニングより高い伸び率となった。メニューシーズニングは発売以降、長…続きを読む
永谷園は主力商品の「麻婆春雨」「広東風かに玉」の売上げを回復させている。値上げの影響が一巡し、節約志向と具材いらずで支持された。ビーフン惣菜は2月発売の「海鮮味」が好スタート。シリーズ売上げは20年から倍増して推移し、野菜がたくさん食べられる商品力が…続きを読む
キッコーマン食品は「うちのごはん」シリーズを展開し、前3月期は特にレンジ専用の「レンジおかずの素」、新たな「スープおかずの素」が好調だった。主力の「おそうざいの素」は価格改定が影響して減収。シリーズ全体の売上げは前年比微減で着地したが、早期での販売回…続きを読む
味の素社の前3月期の合わせ調味料売上げは前年実績並みで着地し、麻婆豆腐用が好調でけん引した。近年は市場と同じく、生活者の変化によって苦戦傾向だったが、「Cook Do 極(プレミアム)麻辣麻婆豆腐用」といった新製品がヒット。このほか「きょうの大皿 豚…続きを読む
丸美屋食品工業は麻婆市場トップの「麻婆豆腐の素」でアレンジメニューの提案を本格化している。肉や野菜を入れる「キャベ豚麻婆豆腐」といったボリューム感のあるレシピを紹介して需要喚起。消費を刺激する、得意の限定商品は「牛ペッパー麻婆豆腐の素」「贅を味わう …続きを読む
メニュー用調味料市場は、和洋風やエスニックの人気メニューが時短、簡単にできると支持されて定着している。市場は一昨年に減少したが、昨年は回復。円安が急速に進むインフレ社会で消費者の節約志向が高まり、丸美屋食品工業の「麻婆豆腐の素」といった、徳用感のある…続きを読む