先月、豪州から友人一家が大阪へやってきた。暑さを筆頭に6年ぶりの日本は変わったと驚きを隠さない▼食品スーパーの産直野菜や惣菜の焼鳥が一個単位でプラスチックパックに入れられ、食後に圧倒的なプラゴミがでる。レジのセミセルフ式は便利なのかと。どちらもコロナ…続きを読む
東京都中央区のビルの谷間にある新川大神宮。江戸期以来、周辺の多くの酒問屋が酒類業の神様としてあつく信仰してきた。1952年10月17日に戦災で失われた社殿を有志が再建。コロナ下も含め規模を変えつつ同日前後に例大祭が挙行される▼今年は令和初の晴天の下、…続きを読む
記録的な猛暑で今新米の品質が劣悪。コメ粒に透明感がなく白く濁る、いわゆる「しらた」が多く発生している。食味への影響は外観ほどではないというが、否定できない。否定するとむしろ、来年以降、高品質米の販売に影を落とすことになりかねない▼ただ、選別技術の向上…続きを読む
音楽シーンで活躍中のアーティスト14組が出演、ミシュランガイド東京で三つ星獲得の銘店など7店が出展、会場だけで提供する“フェス飯”が味わえるサムライズフェスティバル(9月9~10日、さいたまスーパーアリーナ)を訪れた▼29種類のビール、45種類のウイ…続きを読む
先日長崎県の五島を出張で訪れホテルに入った途端、ロビーの光景に驚いた。カフェとなっており、おしゃれな洋楽が静かに流れている。テーブル中央には、コンセントをいくつも備えた電源タップが。当時そこに居合わせた人たちは、ラフな服装でパソコンに向かって仕事に集…続きを読む
ラグビー日本代表が予選リーグ敗退。2大会連続でジャイアントキリングを成し遂げてきた代表チームの逆転劇を期待したが--▼2022年末のサッカーW杯、23年3月WBC、7月から女子サッカー、バスケットボール、バレーボール、アジア競技大会、そしてラグビーと…続きを読む
実りの秋は芋がうまい。特にサツマイモは産地と品種のブランド化で、一押しの芋を持つ女性は多い。一方で、静かな芋ブームになっているのがコンニャク▼通年商品としてスーパーに陳列しているが、旬は冬だ。芋は長期保存が難しく、傷みやすいために産地だけで消費されて…続きを読む
先日、行動経済学についての講演を拝聴する機会を得た▼食品業界を取り巻く環境は、秋冬商品の実需期を迎える中で、新型コロナウイルスのまん延、ロシア・クライナ紛争と依然として終息には至っておらず、原料や副資材をはじめ電気・ガス・ガソリンなどに至るまでが高値…続きを読む
コロナ前、小売各社が注力していた店内の飲食スペースのイートインコーナー。3年前の20年、新型コロナウイルスの感染拡大で一変した▼椅子はテーブルの上に置かれ、コーナー自体が利用できない状況が続いていた。コロナ2年目には催事コーナーや雑貨・日用品など他の…続きを読む
味の素食品研究所エグゼクティブスペシャリストの川崎寛也氏の講演を先日、聴いた。「うま味とだしのサイエンスとデザイン」と題し、Z世代向け減塩料理のインフルエンサーに「おいしさデザイン」の応用を促した▼満足してもらうための素材、調理の組み合わせ、デザイン…続きを読む