九州流通業界では、食品の価格訴求で差別化を図る小売企業が活発に事業を展開。ここ10年ほどで店舗数は大きく伸長したが、いまだに新規出店の流れは続く。特にドラッグストアは、自社競合、他社競合も相まって、市場の深掘りに余念がない。消費者の価格に対する目は厳…続きを読む
●食品小売で新たな動き 九州エリアでも全国同様に人流が回復してきた。各地で大々的なイベントも盛んに行われており、外国人観光客の姿も目立つようになった。ホテルの宿泊料金も上昇。経済効果を高めていく絶好のチャンスだ。ただ特に飲食も含めた観光関連産業全体…続きを読む
キリンビール(堀口英樹社長)は昨年、ビールの「一番搾り」、RTDの「氷結」といった主力ブランドのマーケティングを強化し、厳しい環境下でも着実な成果を残した。24年も軸をぶらすことなく「強固なブランド体系の構築」と「新たな成長エンジンの育成」に力を注ぐ…続きを読む
アサヒビールは、昨年3月に松山一雄社長がトップに就任。販売ボリューム重視から転換し、生活者に価値やワクワク感を提供するバリュー経営を推進している。主力の「スーパードライ」は、初のフルリニューアル後の23年も予想を上回る業績で着地の見込みと好調。100…続きを読む
ヒライ(平井浩一郎社長)は、熊本・福岡・大分・佐賀でロードサイド型惣菜専門店を核に188店の直営店舗を展開、手作りにこだわった「廉価でおいしいもの」を追求して地域の台所機能を保つ。「中食は食のインフラ・食のライフライン」として、社会にどのような価値提…続きを読む
24年2月期決算で売上高初の400億円台が確実な相模屋食料。「BEYOND TOFU」がプラントベースフード(PBF)や市場の拡大に歩調を合わせて成長した。「肉肉しいがんも~INNOCENT MEAT~」や「カルビのようなビヨンド油あげ」も消費者の共…続きを読む
フジッコ(福井正一社長)は2025年3月期を最終年度とする中期3ヵ年経営計画で「ブランド価値の強靭化」「工場運営の改革」「DXの推進」を三位一体で推し進める。生産性が高く経営と商品品質の優れた“ニュー・フジッコ”への経営改革の中で特にコア事業(豆・昆…続きを読む
エバラ食品工業(森村剛士社長)は「モノづくり」と「ヒトづくり」を強化し健康領域・海外事業を拡大する。消費者の節約意識が強まる中、価格だけでない価値提案をより一層強め「健康」に貢献できる商品・マーケティングを強化していく。国内工場にポーション調味料の新…続きを読む
森永乳業の大貫陽一社長は、24年の展望として前年から高まる消費者の生活防衛意識を背景に消費者の商品を見極める目もシビアになると指摘する。現中期経営計画の最終年度に当たる今年は「健康5領域」のさらなる拡大を目指す事業展開に加え、サステナビリティへも注力…続きを読む
雪印メグミルクの佐藤雅俊社長は、2025年に迎える創業100周年へ向けて、企業価値向上を念頭に、バリューチェーン(VC)の複線化による「食料供給の安定化」に向け、一気呵成に戦略を進める。来春に計画するプラントベースフード(PBF)市場における新たなV…続きを読む