緑茶市場は高単価なリーフ茶の需要が低迷しており、今後の拡大が見込みにくいとされる。一方、マイボトルの利用者の増加や簡便志向の高まりを追い風にティーバッグ茶は好調な売れ行きを示している。そのため、主に若年層への訴求と並行して、この商品群のPRを強化して…続きを読む
「日本茶ひとすじ六十余年」を掲げる山城物産。消費者ニーズに応えた「言い訳のお茶」シリーズに続くフード向けクロスセル茶の第2弾商品や有機栽培茶を使った有機JAS認定商品を発売し、新たな販路を拡大していく。 ティーバッグタイプの「言い訳のお茶」シリーズ…続きを読む
つぼ市製茶本舗は1850(嘉永3)年の創業以来、大阪・堺で上質なお茶の製造・販売を続ける。長年愛される大阪産(もん)名品の「特選利休の詩」をはじめ、ミシュランガイド掲載の店でも使われる最高級の棒ほうじ茶「香利休ほうじ茶」や厳選した良質な抹茶を使った「…続きを読む
木長園は、日本緑茶発祥の地である京都府宇治田原町に本社を構え、宇治抹茶専門メーカーとして、確固たる地位を築いている。茶道用抹茶はもちろんだが、茶そばや製菓、製パン用など食品向けにも適した抹茶を取り扱うことで、これまでの宇治抹茶の普及に貢献してきた。世…続きを読む
丸久小山園は茶の栽培から製造まで一貫した「品質本位の茶づくり」を基本理念とし、海外の品評会での賞の受賞や、全国の茶品評会などで農林水産大臣賞を通算31回受賞するなど国内外で高い評価を得ている。足元は業界初の「低カフェイン抹茶」が反響を得ており、水だけ…続きを読む
宇治の露製茶は、「寄り添う」をキーワードにしたティーバッグ新商品、販売を再開する機能性表示食品、業務用で同社初の「お茶割り」専用ティーバッグ商品の投入で販促を強化する。 今期(24年2月期)の売上げの進捗(しんちょく)は、海外事業が前年の大幅伸長の…続きを読む
静岡市の小柳津清一商店は、時代とともに変わるニーズへ柔軟に対応し、物価高の中でも業績拡大が続く。輸出についても順調に規模が拡大し、期待がかかる。同時に安定的に高値で取引されるてん茶(抹茶原料)を切り口に持続可能な地域社会の実現を目指している。今回、小…続きを読む
西尾市のあいやは抹茶原料メーカーとして、現在、欧米向けの輸出を中心に業績を拡大し続けている。海外向けの出荷増加やBCP(事業継続計画)を踏まえ、倉庫を増築しているほか、研究開発体制を強化。今後も躍進が期待される。併せて、地域をあげて「西尾の抹茶」のP…続きを読む
掛川市の丸山製茶は今年で創業90周年を迎えた。需要低迷や生産者の高齢化などで悲観的な声が多い中、代表取締役の丸山勝久氏はてん茶(抹茶原料)を中心に拡大が続く輸出業態に茶業再生の活路を見いだす。来年には自社でもてん茶工場を設立する予定。今回、茶業の現状…続きを読む
●次世代に問う啓発活動 積極的に全国各地で講演 大井川茶園は茶業界を過去の慣習にとらわれずに持続可能なものにするため、数多くの提言を行っている。これまで大手流通グループの経営研修会や大手企業の社員教育だけでなく、青年会議所や公共教育関係者向けの研修…続きを読む