ミヨシ油脂の上期関連事業は、価格適正化により金額ベースでは前年を上回ったが、数量面では微減で折り返した。平常化がさらに見込まれる下期以降は注目のプラントベースブランド「botanova」をはじめ、原料不足による代替需要や日持ニーズなどに対応する各製品…続きを読む
カネカは今下期、高機能性素材の製品開発に加え、既存アイテムのセールス強化による成長を目指す。製パンや加工食品メーカーなどのメーンチャネルに加え、外食へのアプローチも注力していきたい考え。製造現場での作業性の高さや品質向上を実現する豊富なラインアップを…続きを読む
日油では技術力を生かした多岐にわたる加工油脂を展開、製菓・製パン分野などの活性化に貢献する多彩な製品を揃え、下支えしている。上期は人流増・インバウンド増を背景に土産分野が復調する中、かねてから進めてきた原料高騰や安定供給に対する価格改定への理解浸透や…続きを読む
マリンフードは今期、動物性原材料を一切使用せずに作った「植物バター」の市場浸透に注力する。昨年4月に発売したカップタイプの「植物バター160g」を皮切りに、今春はポンドタイプと個包装タイプを上市。広範な用途に適応すべく、形状やサイズを変えてラインアッ…続きを読む
丸和油脂ではスピード感あふれる開発・製造体制を生かし、多岐にわたるマーガリン・スプレット製品群を展開。中でも注力分野である家庭用では斬新な新製品を数多く商品化しており、定番ブランド「デキシー」を筆頭に業界屈指のバラエティー戦略を敷く。今シーズンも引き…続きを読む
日清オイリオグループの上期国内加工油脂事業は、物価上昇に伴う節約志向や取引先製品のダウンサイズ化・油脂使用量減少など厳しい状況下、新規ユーザーの獲得や既存顧客の新規商品採用などで販売数量が増加したことに加え、コストに見合った適正価格での販売に取り組み…続きを読む
明治は23年度下期、伸長基調にあるマーガリン類の勢いを持続させ、新たな購買層の獲得へ向けた施策を投下する。業界課題でもある若年層の取り込みへ向けて、チューブタイプを基軸としたユーザージャーニー(顧客が商品やサービスを知って購入するまでの一連の体験)の…続きを読む
リボン食品は、需給バランスが崩れやすいバターの代替品として、価格安定性の高さや作業効率性の良さを強みに持つ独自の加工油脂「ネオラティ」の拡販を進める。バターをはじめ、原材料価格高騰に苦心する顧客の一助となるべく、今春に同ブランドのシリーズ4品を発売。…続きを読む
月島食品工業は技術力をベースとした加工油脂群を多数保有。パン・菓子業界の課題である技術者(人手)不足、食品ロスや販売チャンスロス低減などの課題に対応する「QMS(クオリティーマイスターシステム)」や、プラントベースフードのおいしさに貢献する「Poff…続きを読む
雪印メグミルクの23年度上期油脂部門業績は、前年比5.7%増の41億円で着地した。前年度下期から取り組む小型化戦略が消費者のニーズをつかみ、新規取り扱いの獲得など展開面を拡大した。今下期もバターの価格改定など、家庭用油脂にとっては追い風の環境が続くと…続きを読む