真誠の今期(23年12月期)売上高は昨年11月の家庭用製品と今年2月の業務用製品の価格改定効果などでほぼ2桁の増収となる見込みだが、営業利益は厳しい状況となった。この減益は価格改定のタイミングがタイムリーにできなかったこと、為替が大幅な円安に動いたこ…続きを読む
コロナ禍の20年に全国胡麻加工組合理事長に真誠社長の冨田博之氏が就任し、今年で3年目を迎えた。就任以降、コロナ禍による市場の混乱や過去にないほどの原材料高騰によるコスト増で全国胡麻加工組合は新たな施策を迫られた。混乱が続いた環境下で、SNS活用による…続きを読む
●白ごま やや軟調、中国需要低迷 昨年来、食品用では2000ドルを超えて高止まりしていた白ごま価格だが、中国における需要低迷(22年輸入量107万t、23年輸入量約90万t見込み)もあり、頭打ち感が出ている。 供給側は、インド(カリフクロップ前年…続きを読む
23年の加工ごま市場は、低価格帯商品が好調だった一方、高付加価値商品は販売に苦戦している。原材料価格の高騰、為替の急激な円安化、資材やエネルギーコストの上昇などを受け、家庭用、業務用とも複数回の価格改定を実施し、売上げは前年より増加したものの、営業利…続きを読む
ヨシダコーポレーションの今上期(23年4~9月)は物量こそ微減だが、売上げは前年を大きくクリアした。家庭用商品ではNCが厳しいものの、PCは金額、物量とも大幅に伸長。特にベビーチーズが新たなプライベートブランド(PB)商品への採用を増やすとともに、既…続きを読む
伊藤ハムが輸入販売するベル社チーズの23年1~9月累計実績は、価格改定・容量変更に加え、増量販促の減少もあり、金額で前年比10.1%減、重量で同23.9%減となり前年実績を下回っている。 同社が取り扱うベル社チーズは競合商品より高価格帯であることか…続きを読む
宝幸ロルフ事業部の24年3月期上期は、売上げベースで前年を上回ったものの、物量ベースでは苦戦を強いられた。前期からの価格改定が響く中、物量の回復を最優先事項に戦略展開を進めてきたが、最需要期を迎える下期は「原点回帰」の営業・提案活動に注力。業務用では…続きを読む
マリンフードは、独自のチーズ代替素材「スティリーノ」を軸にした商品展開で競争優位性を発揮する。コストパフォーマンスの高い同素材を使用したシリーズ品は、昨今の物価高を受け大幅に需要が拡大。今春に新商品を投入したことも奏功し、昨年の伸長率を上回る勢いで売…続きを読む
協同乳業は今下期、サワークリームとクリームチーズを引き続き重点アイテムとして販売拡大を図る。パッケージからのメニュー発信や、簡便性をポイントにした訴求強化で、コミュニケーションにも注力。活用の幅を広げていく方針だ。1月下旬からは新たなカップタイプのク…続きを読む
六甲バターは、細分化する顧客ニーズに応じたマーケティング施策で市場シェア拡大を狙う。鉄分強化型のベビーチーズ「おいしく健康プラスベビーチーズ チーズDE鉄分」の販売施策では、鉄欠乏性貧血になりやすいとされる妊婦をターゲットにしたプロモーションを実施。…続きを読む