中部地区のメーカー各社は、仕入れコストなどの上昇を受け、続々と価格改定を進めており、愛知県味噌溜醤油工業協同組合の調べによると、愛知県での味噌の出荷量は前年割れが続く。今後、円安の影響で大豆や小麦、コメといった輸入原材料の価格は高止まりするとみられ、…続きを読む
「信州味噌」の地元、長野県はトップメーカーから大手、中小、蔵規模まで、約100の製造業者が軒を連ね、全国の味噌出荷量で50%以上のシェアを占めている。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた2023年1~6月の県味噌実出荷量は9万8009tで、前年同期を…続きを読む
2023年1~7月の北海道内味噌出荷数量(北海道味噌醤油工業協同組合調べ)は1万0625t(前年比6.6%減)、仕込み数量1万0739t(同11.1%減)となった。今年前半戦の動向は5月に新型コロナウイルス感染症の5類感染症引き下げとなり、行動制限の…続きを読む
東京を中心とする首都圏エリアのスーパーでは、大手メーカーの主力商品が店頭に並ぶ。各カテゴリーの売れ筋商品やPBが棚スペースの大半を占める中、中小企業の商品がそこに割って入るのは容易でない。そこで期待されるのが、コロナでストップしていた店頭販促の再開だ…続きを読む
大手メーカーを中心に、秋冬の新商品が出揃った。味噌カテゴリーでは、ぜいたくに麹を使ってコクと複雑な風味を醸した逸品や、だしにこだわった商品の発売が目立った。FD(フリーズドライ)加工した粉末タイプの即席味噌汁なども発売された。パウダー状の塩こうじや、…続きを読む
食事は具だくさんの味噌汁だけでいい--。 いま、味噌汁タイプの完全栄養食「MISOVATION」への注目が高まっている。 栄養士が開発した、1食に必要な31種類の栄養素をバランスよく摂取できる新感覚の味噌汁で、日本各地の味噌メーカーとコラボレーシ…続きを読む
日本食糧新聞社が代理販売するPOSデータ(KSP-SPが独自に集計した全国約1060店舗から構成されたデータ)を分析し、2023年1~6月の味噌の売上げランキングを作成した。上位には大手メーカーの主力商品が並んだ。一部の商品を除き、内容量は750g以…続きを読む
米こうじと塩、水を混ぜ、発酵熟成させた「塩こうじ」。江戸時代の文献にもその名が残る、日本古来の伝統的な発酵調味料だ。タンパク質をアミノ酸などに分解する酵素が豊富に含まれているため、肉や魚を漬け込むとうまみが増し、食感が軟らかくなる。自然な塩味や奥深い…続きを読む
即席味噌汁市場は、需要の拡大により順調な成長を遂げている。タイムパフォーマンス(タイパ)を求める志向が強く、そのニーズを満たすべくマーケットで注目を浴びた。特にフリーズドライ(FD)タイプの商品が、市場の成長をけん引する。 一方で、生味噌タイプの商…続きを読む
味噌業界では近年、いくつかの新しいブランドが誕生した。地域により好みが分かれ、ブランドスイッチが起きにくいとされる業界で、新商品を市場に定着させるのは難しい。味と価格のバランスはもちろん、消費者とどうコミュニケーションし、ブランドの魅力を伝えていくか…続きを読む