奈良県吉野郡に本拠を置く南都食糧は、1918(大正7)年に創業した100年以上の歴史を持つコメ卸だ。コメ消費が減る中、地元・奈良県産のコメの活用を願って、2022年に米粉事業に参入した。 米粉のほか、カヌレや丸パン、ベーグル、シフォンケーキなどの最…続きを読む
●番重移載連動を 横浜に本拠を置く米飯製造のジャンボリアは、人手の掛かる弁当・惣菜事業にあって、生産性向上につながるロボット活用に先進的に取り組んでいる。 惣菜や弁当は、番重と呼ばれる箱に移載され、これを複数個重ねて、台車やパレットなどで出荷工程…続きを読む
「主食改革」を提唱する、はくばく。食物繊維やタンパク質などが豊富な大麦、雑穀を普段のご飯に取り入れる提案で、健康的な食生活の普及拡大とコメ消費の活性化を目指している。この春夏期も「家庭の食卓や中食、外食などさまざまなシーンで雑穀を楽しんでもらえる環境…続きを読む
東洋ライスが発起人となり昨年11月、「医食同源米によって我が国の国難を解決するためのコンソーシアム」を立ち上げた。医食同源米とは「健康成分が豊富なぬか成分を残すとともに、地球環境に優しい無洗米加工し、おいしさも確保したコメ」の総称だ。 このコンソー…続きを読む
アイリスオーヤマグループは近年、投資の国内回帰を進め、アイリスフーズが担う食品事業を強化してきた。パックご飯と精米中心のコメ関連と、飲料水の2本柱で展開し、前期(12月期決算)売上高は、前年比21%増の290億円を達成。今期は、同48%増の430億円…続きを読む
エスアールジャパンの米飯づくりは「おいしさ」「3種類の炊飯システム」「安心・安全」にこだわる。関西から全国へ認知を広げている。炊飯米、酢飯、寿司やおにぎり、弁当など米飯づくりのプロとして、徹底した品質と衛生管理の下、商品開発にも力を入れ、今春新商品で…続きを読む
●来年3月本格稼働 全農パールライスは9月、JAグループ初の大規模米粉製粉工場を着工。来年3月をめどに本格稼働開始する。原料米品種と製粉方法にこだわったパンや洋菓子、麺など新規需要に最適な米粉を製造。生産能力は年間1150tで、主力の精米事業と酒米…続きを読む
幸南食糧は「コメの価値と魅力を伝える」をスタンスに掲げ、コメの卸と加工食品、炊飯事業などコメを中心に多様な事業を展開している。家庭炊飯が減る中、パックご飯やレトルトかゆなどの加工米飯にも注力し、昨年1月冷凍米飯ラインを導入。国内向けOEM生産のほか、…続きを読む
最大手コメ卸グループの神明ホールディングス(HD)は、調達の大本である農業振興への貢献を目指し、青果事業に参入。17年の東果大阪を皮切りに、豊洲や成田、岡山の市場を傘下に入れ、同事業だけで1400億円近くを売り上げ、コメ事業を超えている。直近では3月…続きを読む
ミツハシは、コメのメーカーとして、精米と炊飯事業、冷凍米飯、米粉を活用した食品など幅広く展開している。企業活動の根幹を成す原料調達では、23年産米が不作だったが長年にわたって構築してきた生産者との関係性から、複数年にわたる契約栽培比率が高いため、影響…続きを読む