「元祖十割そば」や「伝統の二八そば」など高配合そばで人気商品を展開する山本かじのの乾麺の販売状況は、2年連続の値上げを実施したことも影響してやや伸び悩んだ。コロナ禍で内食需要が高まって大きく売上げを伸ばしたことの反動もあったようだ。今シーズンは、引き…続きを読む
星野物産の乾麺の販売状況は、「新・信州田舎そば 小諸七兵衛」「マルボシ中華そば」「上州手振りうどん」の主力3品が堅調に推移している。22年はコロナ禍でも行動制限が緩和された年だったため、内食需要が減少したものの、高いリピート率で安定して売上げを獲得し…続きを読む
福島県民の“県民食”とも称されている清鶴麺が本格シーズンを迎えている。お土産や離れて暮らす家族などに贈って喜ばれる商品だ。ほとんどが箱で購入していく。県内の会員8社が昭和33(1958)年に協同組合福島県清鶴会を設立、日清製粉の小麦粉を使い、「清鶴麺…続きを読む
●夏にかけて新商品投入も 創業90年以上の歴史を持つ山形県山形市の酒井製麺所は、中華麺を中心とした「ご当地麺」シリーズを強化している。「冷しらーめん」や「とり中華」など、県内の多様なラーメン文化を発信する目的で開発した商品は、この10年でラインアッ…続きを読む
白石興産の2月期決算は8%増となった。昨年春秋2回の値上げを実施し、乾麺は数量で2%増だったが売上げで7%増。売上げ構成比は乾麺5割、ほかは小麦粉、そば粉、春雨、仕入れ商品。コロナ禍以降、家庭内消費と備蓄需要増、原料の不安定な事情が重なり、得意先から…続きを読む
稲庭うどん業界にあって注目される商品を世に送り出してきた後文は、2020年5月に「稲庭手延べパスタ」(180g、税抜き540円)を発売した。しかしコストがかかりすぎることでやめ、ロール製麺で丁寧につくり上げる「稲庭熟成黄金パスタ」(同、同350円)に…続きを読む
●新工場建設を視野に 手延べうどん産地・稲庭の有力メーカー・稲庭うどん小川は、原料価格の値上げに伴い、昨年9月に売れ筋の200g、税抜き500円を同550円とした。売上げは値上げの影響で国内は横ばいだが輸出は好調。海外33ヵ国に輸出され、売上げの1…続きを読む
「羽黒そば」で知られる山形市の城北麺工がより上質感を打ち出して発売しているのが、無塩の「羽州山形二八そば」(200g)。値頃感もあってSMで好評だ。 コープ東北サンネット事業連合では、高配合の二八、十割そばのPOSの伸びがよく、この商品は昨年度そば…続きを読む
●岩手県産もち小麦を配合 松田製粉が昨年発売した、仙台市太白区秋保町で栽培されるそば「秋保在来」を52%配合した商品はそば生産量が限られ、玄そば使用はおよそ3tで昨シーズンを終えた。同社は今年も同程度とみている。差別化できるそばの開発に取り組み、現…続きを読む
●「ざる中華」と「国産の旨いそば」 北舘製麺の2月期業績は売上げ、利益とも前期とほぼ同じで着地をみた。昨年春秋の原料値上げでは得意先の理解は得られたが、今年に入ってから売上げが鈍化している。今期「そばつゆで食べるざる中華」(麺80g×2、つゆ46g…続きを読む