デザート特集
2021年度のデザート市場のうち、手作り風フレッシュデザートを除く大量生産のゼリー・プリン類は、20年度の成長路線を緩やかに継続し、前年からさらなるベースアップを達成したもようだ。
外出の自粛と在宅ワークの増加などで生まれた新たな間食需要で、常温・チルド温度帯のデザートの価値理解が進み、コモディティー価格帯に限らず、中価格帯から高価格帯の消費も増加。それに伴い、消費者のさまざまなニーズを受けて商品バリエーションも豊かになってきている。コーヒーゼリーやプリンなど、ベーシックアイテムの根強さはもちろんだが、フレーバーアイテムも店頭露出が増加基調にあり、訴求力の強い商品も現れ始めた。（小澤弘教）
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◆デザート特集：商品バリエーション豊かに 緩やかに成長路線継続
菓子 2022.04.252021年度のデザート市場のうち、手作り風フレッシュデザートを除く大量生産のゼリー・プリン類は、20年度の成長路線を緩やかに継続し、前年からさらなるベースアップを達成したもようだ。 外出の自粛と在宅ワークの増加などで生まれた新たな間食需要で、常温・…続きを読む
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デザート特集：常温 強まる鮮度感・健康感への訴求
菓子 2022.04.25総務省「家計調査」によると、2人以上の世帯でのゼリー類の支出金額は、21年4月～22年2月までで前年を1.7％上回って推移している。同時期のプリン類の支出金額も前年比6.5％増と大きく伸長しており、コロナ禍で生じた巣ごもり消費の反動の年となりながらも…続きを読む
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デザート特集：チルド 価値浸透進み底堅く推移
菓子 2022.04.2521年度のチルドデザート市場は、前年を2～3％程度上回って推移したと想定される。20年度は家ナカ需要の高まりから、主に連物マルチタイプのニーズが強く、プリンやコーヒーゼリーなどベーシックアイテムの引きが強かったが、21年度に入ると若干様相が変化。フレ…続きを読む
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デザート特集：常温＝たらみ 機能性ゼリーに注力 「ごろっと」リピート獲得へ
菓子 2022.04.25ドライフルーツゼリー市場シェアトップのたらみは今期（22年12月期）、3月から全国展開を開始した機能性表示食品「体脂肪を減らす」シリーズの重点販売を進める方針だ。フルーツのおいしさを味わいながら体脂肪を減らすことをコンセプトに3品を展開し、店頭販促や…続きを読む
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デザート特集：常温＝マルハニチロ 「フルティシエ」刷新 鮮度感増を訴求
菓子 2022.04.25●国産旬素材で新提案も マルハニチロの21年度デザート部門販売実績は、前年比2桁増となった。同社の強みである中間価格帯（150～200円台）の商品群が前年を上回り推移。シーズナルフレーバーも好調な動きを見せた。22年度は、基軸ブランドの「フルティシ…続きを読む
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デザート特集：常温＝ヨコオデイリーフーズ 新商品を柱に育成
菓子 2022.04.25●フードロス解消も意識 ヨコオデイリーフーズは、主力商品に加え、新たな柱となる商品の育成を目指す。この春にはフードロス解消を意識した新商品や鮮やかな見た目で新たな売場開拓につながる新商品を発売した。 フードロス解消と「食べやすさ」をコンセプトにし…続きを読む
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デザート特集：常温＝ハウス食品 大人世帯から支持 「フルーチェ」で牛乳活用強…
菓子 2022.04.25ハウス食品のデザート類は、21年4月から22年1月までの出荷実績で前年比3.5％増となった。そのうち「フルーチェ」は同6.7％増。同社は21年2月に大人世帯に向けたプロモーションとして「禁断のフルーチェ」のTVCM放映で、大人世帯や末子年齢が高い親子…続きを読む
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デザート特集：常温＝関越物産 シーズンイン順調 「寒天デザート」5品体制に
菓子 2022.04.25関越物産の今期（22年5月期）デザート売上げは、好調に推移している。21年の売上げは、20年のコロナ禍に伴う、在宅時間が増加し内食化傾向が高まったことなどの要因により大きく売上げを伸ばしたことの反動を受けたが前年並みで推移。22年に入り、売上げは好調…続きを読む
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デザート特集：常温＝マンナンライフ 春夏6商品を 21年は「蒟蒻畑」けん引
菓子 2022.04.25マンナンライフは、誕生から30周年のカップタイプ「蒟蒻畑」が21年売上げをけん引、20年を上回った。22年は期間限定の季節商品4品と夏限定の新商品2品を投入。フレーバーを充実させ、さらなる活性化を目指す。 3月に「蒟蒻畑 レモン味」「ララクラッシュ…続きを読む
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デザート特集：常温＝たいまつ食品 日配売場でも展開 ビネガーゼリー新開拓
菓子 2022.04.25たいまつ食品のデザート事業は、今期新たなシリーズとしてカップタイプのアジアンデザート「涼味専科」と果実酢と果汁を組み合わせた「Supple（スップル）」を発売した。デザインにもこだわり常温売場だけでなく日配売場への採用も目指す。22年3月期のデザート…続きを読む
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デザート特集：常温＝ブルボン 健康訴求型商品を フルーツ代替にも対応
菓子 2022.04.25ブルボンのデザート部門は今期、健康訴求型の商品を強化する。食物繊維を付与した「食後のデザート」シリーズやゼロカロリーの「食後の0kcal」に加え、新たに「くだものみたいなゼロ」シリーズを発売した。 22年3月期デザート部門は、カロリーが気にならない…続きを読む
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デザート特集：常温＝アイエー・フーズ 「和」にフォーカス 独自色のデザート2…
菓子 2022.04.25アイエー・フーズは、好調を維持しているコンニャクゼリーや杏仁豆腐に加え、和日配メーカーとして「和」にフォーカスしたデザート2品を今春に新発売した。 3月に和風デザートの「和スイーツ とろっと黒蜜 くずきり」「和スイーツ とろっと抹茶蜜 くずきり」を…続きを読む
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デザート特集：チルド＝雪印メグミルク 店頭でファン作り 多層デザート間口拡大
菓子 2022.04.25雪印メグミルクの22年3月期デザート部門は、前年を上回って着地する見込み。カテゴリーの大黒柱である「CREAM SWEETS」の回転が好調で、秋の45周年記念施策も奏功した。今期も、引き続き同シリーズの堅調を維持しながら、多層デザート群の育成に注力。…続きを読む
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デザート特集：チルド＝森永乳業 続伸目指す「杏仁豆腐」 4連への効果顕著
菓子 2022.04.25森永乳業は今期（23年3月期）、昨期から好調の「タニタ食堂監修の杏仁豆腐」の成長継続へ向けて施策を講じていく。昨春のリニューアルが奏功し、新規ユーザーの獲得も進む同品の間口拡大を推進。同形態の「とろけるゼリー」も併せて、従来の間食需要から一歩進め、食…続きを読む
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デザート特集：チルド＝江崎グリコ 「プッチンプリン」50周年盛り上げ
菓子 2022.04.25●「おいしさと健康」形に 江崎グリコは今期（22年12月期）、発売50周年を迎えた「プッチンプリン」を基本軸とした戦略を強めていく考えだ。4月には原料を一から見直し、新たに国産素材を採用したり、着色料を不使用にしたりするなど、同社が目指す「おいしさ…続きを読む
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デザート特集：チルド＝協同乳業 「カスタードプリン」好調維持し成長
菓子 2022.04.25●「なめらかプリン」はSNS連動 協同乳業の22年3月期デザート部門は、前年比10％以上増で好調に推移した。発売40周年記念施策を実施した「メイトーのカスタードプリン」が大きく伸長。今期も好調を維持しながらさらなる成長を目指していく方針。「メイトー…続きを読む
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デザート特集：チルド＝安曇野食品工房 「わらび餅」質追求
菓子 2022.04.25●「ジュレパルフェ」定着狙う 安曇野食品工房は22年度、最近ブームの波が来ている「わらび餅」をラインアップに加え、トレンド訴求を強めていく方針。 昨秋発売以来、想定以上の動きを見せている同品をブラッシュアップして継続して販売する。同時期に中身の構…続きを読む
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デザート特集：チルド＝オハヨー乳業 「ジャージー牛乳プリン」引き続き販促を
菓子 2022.04.25●2アイテム2桁増 オハヨー乳業の21年度デザート部門の販売実績は、コロナ禍による在宅需要の高まりで伸長した20年度に続き堅調に推移し、前年実績微増の結果となった。特に、量販店では個食、マルチともに伸長し、購入する店での滞在時間を短くするため、味が…続きを読む
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デザート特集：冷凍 業務用、緩やかに回復基調 市販用、好調も価格改定懸念
菓子 2022.04.25冷凍デザート市場はコロナ禍で継続している巣ごもり需要拡大に伴い、21年も好調に推移した。特に業務用については、外食業態が緩やかに回復基調に入ったことが寄与。一方、一昨年に受けた業務用の痛手をカバーしようと市販用にかじを切るメーカーも見られ、スーパーを…続きを読む
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デザート特集：冷凍＝味の素冷凍食品 今期も課題解決への提案注力
菓子 2022.04.25味の素冷凍食品の22年3月期、業務用デザート部門の売上高は、コロナ禍で顕在化した顧客の課題を解決する商品展開で、前年比2桁増で推移した。昨年、緊急事態宣言が全面解除された後の11～12月は、業務用市場が急激に回復。クリスマス商戦とも重なり、主力の「フ…続きを読む
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デザート特集：冷凍＝ヤヨイサンフーズ 黙食に遊び心 新たに2品投入
菓子 2022.04.25ヤヨイサンフーズの22年3月期、業務用デザート部門は、売上高が前年比3％増で推移した。主力のプリン・ゼリーを中心に病院・施設給食と学校給食向けの需要をとらえ、売上げ増に寄与した。今春は、「国産いちごとみかんの2色ゼリー（鉄・Ca・VC）」と「シールド…続きを読む
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デザート特集：冷凍＝日東ベスト “3つの焼き菓子”など堅調推移
菓子 2022.04.25日東ベストの22年3月期、業務用デザート売上高は、堅調な学校と病院・施設給食に加えて、一部外食業態の回復が寄与して前年比超えで着地する見込み。給食は食物アレルギー対応の「フレンズスイーツ」、外食は「ジョイグルメ（JG）」の“3つの焼き菓子”といった定…続きを読む
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デザート特集：冷凍＝正木牧場 市販用と輸出に活路 生産能力増強も
菓子 2022.04.25大阪を拠点に洋菓子製造・販売を手掛ける正木牧場は、コロナ禍で業務用冷凍ケーキ市場が低迷していることを受けて、市販用と輸出に活路を見いだしている。従来のホテル向けに加えて、新規販路の拡大で3～4年後をめどに売上高20億円突破を目指している。 同社は明…続きを読む
