宮島醤油が特に重視しているのが、自社のブランディングだ。テーマの一つとしては、「健康志向」を掲げる。昨年は「減塩寒仕込み醤油 蓮華」を発売。低塩分のもろみを発酵させる技術を確立。これにより、一般的な「脱塩法」ではなく「低塩仕込み法」で製造することがで…続きを読む
チョーコー醤油では、今期が3ヵ年中期計画の初年度に当たる。中期計画のテーマは「意識改革」。この「意識」の対象は、数字と既存業務。さらに重要項目として「業務用の推進」「海外市場への取り組み」「社内業務の棲み分け」「SDGsの取り組み」の四つを掲げる。 …続きを読む
マルヱ醤油は、今期の取り組みとして、生産から物流全体の流れをあらためて組み立て直す。特にてこ入れするのが、在庫全体のコントロールだ。システムをフルで活用させて適正在庫の実現を図る。これを通じて、物流課題にも挑んでいく。 受注業務では省人化を図る。A…続きを読む
ニビシ醤油は、前期実績では営業利益が堅調だった。要因はさまざまあるが、利益が出やすい環境を築けたのが大きかったとみている。 同社は海外向けが、売上構成比で約1割を占める。そこは他社と比較しての強みだととらえている。ただ、現在の海外ビジネスは短期で築…続きを読む
富士甚醤油は、経営方針の中で特に「地球環境への配慮」を重視している。1社でできることには限りがある。そのような中でも、できることを着実に積み重ねていきたいという強い信念がある。 商品開発では、その一環として昨年3月に「ジップみそ」を発売。また、総工…続きを読む
フンドーキン醤油は前期、過去最高の売上げを達成した。売上げ増でけん引役となったのが本州・四国エリアだった。商品別で特に伸びが大きいのが、「あまくておいしい醤油」「あまくておいしいさしみ醤油」や生詰味噌だ。 そのほか最近の商品動向としては、「柚子こし…続きを読む
ヒゲタ醤油(濱田孝司社長)は販売順調な業務用の「濃厚本膳」を好例に付加価値化を進め、市場開拓と顧客深耕する。銚子工場の設備更新、生産の再構築を開始し安全・安心な品質主義を貫く。前3月期は主戦場の業務用市場が回復し、値上げも貢献して増収増益。止まらない…続きを読む
●調達コスト上昇に難航 味噌業界では原料米穀の急騰がひっ迫した課題となっている。全国味噌工業協同組合連合会(全味工連)と関連4団体は、5月23日に東京都内で2024年度通常総会を開催した。 満田盛護会長(会津宝蔵酒造社長)は冒頭で「一番の問題は原…続きを読む
●大寒に手掛けた味噌使用 【長野】ひかり味噌は1日、好調な「クラフトみそ」シリーズから、今年限定の新商品「CRAFT MISO生糀 Premium」=写真=を発売した。味噌の仕込みに最も適している「大寒」の時期に手掛けた味噌を使用。「フレッシュでフ…続きを読む
ハナマルキは3日、関連会社のマルダイ味噌販売との事業統合計画を発表した。2025年9月1日をめどに食品卸売事業などすべての事業を吸収分割し、ハナマルキに承継する。 背景には、近年多発する干ばつなど気候要因による食糧生産の不安定化や、ロシアによるウク…続きを読む