11月23日。今日はお赤飯の日
11月23日は一般社団法人赤飯文化啓発協会が制定したお赤飯の日。赤飯の起源と言われる赤米などの五穀を奉納していた「新嘗祭」のあった日にちなむ。
ハレの日だけではもったいない。小豆栄養をたっぷり摂れる赤飯
日本食品標準成分表2010による小豆の主要成分は、炭水化物59%、たん白質20%、脂肪はわずか2%程度である。機能性成分の特徴としては、食物繊維を 多く含み100g中に17.8gとゴボウの3倍をも含む。またビタミンB1を多く含むところから、昔より脚気によい食品とされるほか、発泡性サボニンを含むので、 小豆粉はそのでん粉の洗浄効果も併せ洗髪、肌洗浄としても価値あるものとされ、美人小野小町が愛用したと伝えられている。 また、生活習慣病や老化やがんを引き起こす要因といわれている活性酸素。小豆にはこの活性酸素を除去するといわれているボリフェノールが赤ワインの2倍近く含まれている。ただしボリフェノールは水に溶けやすく、充分に摂取しようとするならば、煮汁を残さず使う汁粉や赤飯などが効果的である。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:ホクレン農業協同組合連合会 農産部 雑穀課))