ハナマルキ「ハナマルケン」、旅のお供に「北斎みそ汁」 コンセプトで販路拡大に【PR】

ハナマルキ独自のブランド「ハナマルキ醸造 麹 研究室」(通称ハナマルケン)は、即席味噌汁の「北斎みそ汁」を7月29日に新発売した。旅先まで持ち運べる、軽量かつコンパクトな設計を重視して開発。パッケージには世界的に有名な浮世絵師・葛飾北斎の作品2点を金の箔押しによる凹凸で再現し、日本の伝統美と高級感を演出した。

「北斎みそ汁」パッケージ
葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」から、「神奈川沖浪裏」と「山下白雨」の図案を使用
背面の表記には英文を併記してインバウンド需要に応える仕様に

「旅」をキーワードにインバウンドやお土産需要を意識した同社は、日本航空と初の連携も実施。「JAL SELECTION」に選定された同商品にはロゴマークが付与され、「みそ作り体験館」(長野県伊那市)と公式ECサイトに限定していた販路を広げ、羽田産直館と松本空港でも販売している。

日本航空 客室業務員の塩飽梨紗氏もPRに一役

「北斎みそ汁」開発の舞台裏

ハナマルケンは2023年のスタート以来、生味噌商品3点を皮切りに「こうじチーズ」や「こうじ七味」など塩麹の使い方を広げる商品開発を中心に取り組んできた。同社の「味噌・即席・塩麹」の3カテゴリーをハナマルケンでも作っていく構想は当初からあり、このほど同ブランドの即席味噌汁の商品開発に至った。

現在ECサイトで販売している生味噌タイプの即席味噌汁ギフト商品「にっぽんのお味噌汁」と異なり、旅に携帯できる軽くて運びやすい商品をコンセプトに粉末味噌を使用した即席味噌汁を考案。主力の「すぐ旨カップみそ汁」シリーズのフリーズドライ技術を活用し、粉末味噌でもパサつかないことが特徴である。

パッケージには葛飾北斎の作品を採用した。グローバルな人気があり、さまざまな商品パッケージに採用されている北斎の作品を使うことで、「旅」の要素に付随するインバウンドや土産品としてのオリジナリティを創出する。商品名も「北斎みそ汁」に決定した。加えて、作品をそのままパッケージに印刷するのではなく、金箔を想起させる金の箔押しによる表現でさらに個性あるデザインとなった。

葛飾北斎×金箔風の個性的なデザイン
開封すると「とうふ」「ねぎ」の2箱に

「JAL SELECTION」で販路拡大

「北斎みそ汁」は、日本航空が商品化に協力した。上州・信州みそ文化のさらなる発展を目的として、日本航空が地域のさまざまな課題に取り組む「JALふるさとプロジェクト」の一環として企画。「日本文化の伝統と革新を伝えていく」というコンセプトのもと、素材や製法にもこだわったこの商品はJAL SELECTIONロゴを付与しての発売となった。平田伸行取締役は「JAL SELECTIONの付与により、旅のお供となる即席味噌汁であることが強調される。商品の付加価値を高め、販路も拡大できる」と述べた。

「北斎みそ汁」はハナマルケンの公式ECサイトと「みそ作り体験館」売店というこれまでの販路に加え、「羽田産直館」および松本空港「井上エアポート店」に販路を広げる。後日「JALショッピング」と「JALふるさと納税」での販売も予定している。

「販路拡大を目標に取り組み、羽田空港と松本空港に置いてもらえることになった。今後は全国空港や駅、博物館での販売も目指し、長く大事に売っていきたい」(平田取締役)

発売開始日の7月29日から8月28日までに、伊丹空港発―松本空港着のジェイエア季節運航便機内でサンプリングを実施。機内アナウンスによる商品紹介も行われ、好評を博した。羽田産直館でも7月23日に試飲イベント、8月17日にも試飲販売を実施した。

機内でのアナウンス紹介
「とうふ」「ねぎ」どちらか1袋ずつのサンプリングも実施した

平田取締役は、「これまで小ロットで個性的なアイテムの増加に注力してきた。ラインアップがある程度揃ったことで、これからは複数のアイテムを並べた『ハナマルケン』コーナーを設けることも可能になる。現在、ラインアップは塩麹関連商品が7点、生味噌・即席味噌汁が2点ずつとなった。今後も麹を使用した、ユニークな商品を開発し、提案していきたい」と今後への意欲を示した。

「ハナマルキ醸造 麹 研究室」公式サイト
https://hanamaruken.jp/


ハナマルキ株式会社
https://www.hanamaruki.co.jp/

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