J-オイルミルズ「長徳」シリーズ 長持ち機能、大幅アップ 加工食品分野にも有用【PR】

J-オイルミルズでは6月、業務用長持ち油「長徳」シリーズをリニューアルし、従来まで1割だった酸価上昇抑制機能を実に3割まで大幅アップさせた。中食・外食分野では、人手不足のほか食材費、物流費、光熱費といったコスト上昇などの課題に直面している。同シリーズではこれらの解決を支援するとともに、酸価管理が求められる加工食品分野でも有用。要注目の業務用食用油シリーズに位置付けられる。

揚げ物調理での油の酸価上昇抑制機能を実に3割まで大幅アップ
中食・外食に加え、加工食品分野でも有用

課題解決の業務用長持ち油

「長徳」では食用油の“長持ち技術”「SUSTEC(サステック)」を活用。食用油のおいしく揚げられる期間を「長く」する独自技術で、「環境・労働の両負荷に軽減に貢献するために開発した」(藤原英記業務用油脂マーケティング部商品企画グループ長)。

業務用での揚げ物は家庭での調理よりも、大量調理が求められる。一定の程度まで劣化した油は交換の必要があるが、短期間での入れ替えはコストはもちろん、手間や労力も負担となり、製造効率を低下させる。「長徳」はこれら課題を解決する業務用長持ち油として愛用されている。

6月のリニューアルでは“長持ち技術”「SUSTEC」を改良することで、油の劣化指標「酸価」の上昇抑制機能を1割から3割にアップさせた。22年からスタートした開発は実に3年に及び、「研究開発チームと生産部門がキメ細かく連携し、改良や試行錯誤を積み重ねた」(同)という。

リニューアルした「長徳」。3年に及ぶ生産部門との連携での開発が行われた

加工食品分野へ展開

中食・外食での高い支持に加え、加工食品分野へも展開を広げていく。食品事業者に導入が義務付けられている「HACCP」管理においても食用油の酸価管理を要件に導入している企業は多くあると考えられ、「機能・特長を生かし、さまざまな分野の製造現場を支援したい」(同)考えだ。

長持ち機能以外にも優れた特長がある。使用経過による油の着色を平均3割、油臭を平均2割、通常の当社フライ油比で抑制。油の粘度上昇も平均約1割抑制する。いずれも製造現場には嬉しく、多岐にわたる付加価値を備える。

定量測定も可、環境も低減

また、優れた機能性に一役買っているのが、食用油脂の酸価が一目で分かる加熱油脂劣化度判定用試験紙「AV-CHECK(エイブイチェック)」。「的確な廃油タイミングを目視により簡単に定量的に判定でき、調理・製造現場でも喜ばれている」(同)通り、セットでの導入例も目立つ。

25年12月現在、展開するのは「長徳サラダ油」「同キャノーラ油」「同白絞油」。いずれもフライ油として長く使用することが可能だ。このほか、衣への油吸収を抑え、カロリーカットを実現する「同ヘルシータイプC」も揃える。

コスト面・作業負荷軽減に目が行きがちだが、環境負荷軽減でも優れる。「長徳」シリーズではCFPマークを取得、同社の一般的な大豆油や菜種油と比較して原材料調達から破棄に至るまでで約2割、二酸化炭素を削減する。製造・調理現場やコスト、環境などの負荷を軽減した、多機能の長持ち食用油だ。


https://www.j-oil.com/

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