アラスカシーフードマーケティング協会 徹底した漁業管理が担保する資源の持続可能性と高い品質【PR】
老舗水産練製品メーカー、フジミツ藤田雅史社長がアラスカ産スケソウダラのすり身にこだわる理由
アラスカ産のスケソウダラのすり身は、安定した資源に支えられた供給量やトレーサブルで安全な原材料として日本の水産練製品に欠くことのできない存在となっている。明治20(1887)年創業の山口県長門市に本社を構える老舗水産練製品製造業フジミツの藤田雅史社長は、スケソウダラをはじめとするアラスカ産水産物を原料として積極的に使用する理由を「高い品質に加え、徹底した漁業管理によって資源の持続可能性が守られており、将来にわたる安定供給性が確保されているため」と語る。さらに「持続可能性は水産資源に限らない」とし、長年の取引でアラスカ水産加工会社と構築した「信頼関係」も「持続可能」を担保する重要な要素だという。また、藤田社長はアラスカシーフードマーケティング協会が展開するアラスカ産水産物のブランディングを高く評価しており、同社の「ザ・チーズちくわ(ツインパック)」のパッケージに「アラスカシーフード」ロゴの掲出を開始した。藤田社長に、アラスカ産水産物をなぜ評価するのか、今後のフジミツの成長戦略の柱となる海外展開について聞いた。
スケソウダラのすり身は象徴的な原料
──御社の歴史を教えてください。
藤田社長 当社は明治20年創業で私は5代目の社長です。父であり4代目社長で長門市長も務めた藤田光久の先進的な取り組みが寄与し業容は拡大しました。1959年に日本水産(現・ニッスイ)が北海道立水産試験場とスケソウダラの冷凍すり身の共同研究を開始しました。父はこの原料にいち早く着目し、かまぼこの大量生産化と低価格を実現し、当時草創期にあったスーパーマーケットでの販売を開始したことで贈答用が中心だったかまぼこは一般化しました。このようにスケソウダラのすり身は当社にとって象徴的な原料でもあります。

──アラスカ産水産物との出会いを教えてください。
藤田社長 山口大学を卒業後、陸上自衛隊幹部候補生学校を経て藤光蒲鉾工業(現・フジミツ)に入社しました。入社後まもなく200海里時代が到来し、原料の調達に危機感を覚えた父から米国に留学し語学を習得することを命じられました。現地では、語学の勉強はほどほどに、現地の友人を多く作りました。
帰国後本社工場長に就きました。工場長の仕事が順調に進むなか、海外のスケソウダラのすり身の製造を学ぶために、日本水産(現・ニッスイ)の海外グループ会社でアラスカに本社を置くユニシー社の工場を視察する機会に恵まれましたが、航空会社のフライトの急な変更でスケソウダラの加工場がある地域ではなく遠く離れたサケの生産地域に到着してしまうなど、今思えばとんでもない珍事にも恵まれさまざまな経験をしました。その時に接したアラスカの自然の圧倒的なスケール感から漁業資源の潤沢さを感じ将来的には原料のすり身はアラスカから仕入れることになると実感しました。
その後、米国のアメリカンシーフーズ社との取引が始まりました。同社の技術者を当社工場に招き、実際にどのようにすり身を使い、どのような問題があるか共有しながら切磋琢磨(せっさたくま)するなかで信頼関係が築かれました。

持続可能で安定供給されるアラスカ産スケソウダラすり身
──アラスカ産スケソウダラすり身を使用するメリットについてお聞かせください。
藤田社長 持続可能で安定供給が可能だということです。スケソウダラの生息域は、他国と比較して圧倒的に米国が広大です。特に、近年は原料調達で地政学的リスクを考慮することが重要でありその点でも他の産地よりも高い優位性があります。さらに、高い品質も魅力です。正月用の最高級のかまぼこやカニカマの原料にアラスカ産スケソウダラのすり身は欠かせません。
また、アラスカ産スケソウダラのすり身は、加熱される「坐(すわ)り」の工程を経ることで非常にすぐれた弾力と成形能力を発揮します。これによりちくわ特有の「プリッとした食感」が際立ち、濃厚なカマンベール風チーズとも絶妙な相性をみせてくれます。
また、素材自体に雑味がないことも、大きな優位点です。鮮度管理や品質の安定性が高く、製品品質を高いレベルで維持できる点が優位性と考えています。
長い取引で構築した信頼関係
さらに、先ほどお伝えした長年にわたる取引関係において構築してきた「信頼関係」も重要です。そしてその「信頼関係」は当社に限らず、アラスカ産スケソウダラのすり身のサプライヤーと日本の水産練製品メーカーの多くが構築していると思います。
また、アラスカ産水産物の特長のひとつである「天然」も重要です。世界漁業白書2024年版によると単一天然魚種の漁獲量のトップ3に入る唯一の海の魚がスケソウダラです。自然の恵みである天然の水産物は漁業管理を徹底すれば、持続可能であり養殖に頼る必要がありません。その漁業管理は、アラスカは高い次元で実現しています。水産練製品の主な原材料である魚は天然資源です。世界人口が増加するなか、この資源の存在なしには私どもの企業は存在しません。資源に感謝し、これを守るために私たちはさらに環境に配慮すべきと考えています。

ASMIのマーケティング力を高く評価
さらに、アラスカシーフードマーケティング協会(ASMI)のマーケティング力も特筆すべき点です。ASMIは、世界各国でアラスカ産水産物の認知拡大と価値向上を目的に、マーケティング活動を行っており、これにより世界各国でアラスカ産シーフードはブランディング化されています。こうしたマーケティングの先進的な取り組みは、アラスカ産水産物に限らず米国産農水産物の強みであると思います。
自社製品にアラスカシーフードのロゴ採用
──「ザ・チーズちくわ(ツインパック)」の製品パッケージにアラスカシーフードのロゴを採用した理由をお聞かせください。
藤田社長 アラスカシーフードブランドは持続可能であり今後も成長するブランドと認識しています。アラスカ産スケソウダラが原料の当社製品のパッケージにロゴを印刷することで、アラスカが50年以上前から取り組んでいる持続可能な漁業を日本の生活者に伝えるとともに、当社製品のブランド価値も高めたいと考えています。

──今後の取り組みをお聞かせください。
藤田社長 水産練製品業界はコスト上昇分を価格に転嫁しきれていません。これを是正し、適正な販売価格に改定することが注力すべき課題と認識しています。さらに、縮小することが予想される国内市場から海外市場へのシフトにも注力します。
2024年までは製品を海外で販売することを考えていましたがこの方向性を進化させています。当社をはじめとする日本の水産練製品メーカーの優位性は技術力にあります。製品ではなく、技術についてパテントを含め海外で展開することに着手しています。この高い技術力に加え、原料の選定力やマーケティングを組み合わせた総合的なコンサルティング力を武器に世界で戦います。幸か不幸か、日本は約30年デフレが続き、メーカーは生産性の向上などの努力を積み重ね、低コスト体質を構築しておりこれも強い武器となります。成長期にある新興国においてもいずれ価格競争が始まります。その時コストダウンは非常に強い武器になりうると考えています。

アラスカシーフードマーケティング協会
https://japanese.wildalaskaseafood.com/