イオン、イオンスタイル約380店舗でサステナブルな「アラスカ産天然紅ザケ」の販売を強化 11月まで展開中【PR】
アラスカシーフードマーケティング協会(ASMI)は、イオンリテールが11月まで東北除く本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」など約380店舗で実施するアラスカ産天然紅ザケと筋子を中心としたアラスカ産水産物の販売強化プロモーションに協賛している。店頭ではサステナブル(持続可能)な漁業による天然ものであることと、そのおいしさをアピールする。10、11月の期間中、売上げ金額ベースで紅ザケは前年比20%増、筋子は同6%増を目標にしている。本プロモーションでは、魚離れしていると見られるMZ(エムゼット=ミレニアル、ゼット)世代に向け、紅鮭と最も親和性のあるおにぎりのメニュー提案で訴求する。
TARO TOKYO ONIGIRI考案のワンハンドで手軽に食べられるエナジー食「おにぎり」を訴求
プロモーションに先駆けて9月26日、イオンスタイル品川シーサイド水産売場で、イオンリテール食品商品本部水産商品部水産加工品バイヤー初瀨雄二氏、おにぎり専門店「TARO TOKYO ONIGIRI」CEO川原田美雪氏、ASMIトレード・レプレゼンタティブ家形晶子氏が出席しメディア取材会を実施した。
紅ザケ販売強化策、アラスカ産シーフードの優位性などを説明するほか、TARO TOKYO ONIGIRIが考案したおにぎりの試食デモを実施。日本人のコンフォートフードであり、忙しい現代人にとって簡便食である「おにぎり」でアラスカ産天然紅ザケを訴求。だしで炊き込んだご飯に、焼いて身をほぐしたアラスカ産紅ザケと三つ葉を混ぜ込み、アラスカ産筋子をトッピングしたおにぎりの試食を提供した。
川原田氏は、「(自社の)店舗でもアラスカ産紅ザケを使ったおにぎりは人気。商品づくりでは、さまざまな種類のサーモンを試食したが、従業員全員一致でアラスカ産紅ザケがよいという結果になり採用が決まった。天然ならではの風味があり、何よりもおにぎりの具材に欠かせない」と述べた。味だけでなく、見た目にもこだわるTARO TOKYO ONIGIRIの来店客層は20~30歳代が中心で8割が女性だという。
川原田氏は6月にアラスカを訪問し、ASMIが開催したプログラムに参加。世界各国から参加した有名シェフや漁業に関わるインフルエンサーと一緒にアラスカシーフードを調理し、そのおいしさを味わったり、サーモンフィッシング等自然と共生するアラスカの暮らしを体験するなど、いままでにない素晴らしい経験をしたと語った。中でもアラスカ産シーフードを使ってふるまったおにぎりは、参加者から絶賛されたという。その様子をSNS等でも発信している。
自信を持ってお勧め “天然”“サステナブル”なアラスカ産シーフード
初瀨氏は「以前からアラスカ産天然紅ザケを販売してきたが、『責任ある調達』が求められる今こそ、サステナブルなアラスカ産の紅ザケをお客さまに継続的に届けることは重要」と述べた。
ASMIは、サステナブルな水産資源を活用した経済発展を促進するために設立された、アラスカ州とアラスカ水産業界の官民パートナーシップ。アラスカ産水産商品の価値向上と認知拡大を目的に、一般消費者、業界関係者を対象にさまざまな活動を世界各国で展開している。
イオンリテールは、長年アラスカ産のサステナブルなシーフードを取り扱っており、本プロモーションでも、アラスカ産天然紅ザケのほか、アラスカ産筋子や銀ダラなど幅広く販売する。
同社をはじめ、日本の小売業界が「アラスカ産を選んで売場作りをして、消費者に届けようとしてくださる大きな理由のひとつが、アラスカシーフードの持続可能性。社会的責任に配慮した漁業をしているアラスカ産だから安心して消費者に勧めていただいている。アラスカ産であることが改めて評価されている。協会は40年以上前から“天然”“サステナブル”の2つを柱にしたアラスカ産水産物のブランディング活動を行っている」(家形氏)。
1959年、アラスカがアメリカ合衆国の州となったときから水産資源を含む天然資源のサステナビリティが州憲法に掲げられている。
漁獲量の設定は科学的、予防的なアプローチで各漁業ごとに設定され、底魚漁業などでは実際に漁獲される上限(漁獲可能量)は生物学的に許容される漁獲量より常に低いレベルに制限されている。
漁業が「責任ある漁業管理」と強力なガバナンスのもとで行われていることを証明する手段として世界的にも活用が広まっている認証プログラムがある。アラスカでは、多くの商業漁業がRFM(責任ある漁業管理)認証と、MSC(海洋管理協議会)認証という2つの独立した第三者認証プログラムにより漁業認証を受けている。2つの認証はそれぞれ認証を受けたシーフードについて、トレーサビリティを担保するためのCoC認証プログラムを備えている。いずれも「世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI)」の設定した水準をクリアした認定プログラムであり、アラスカの漁業は世界基準のサステナビリティを備えているといえそうだ。
ASMIは、「サステナビリティはいまや、シーフードを楽しんでいただくためのおいしさの一要素ともいえる。そういう意味でも安心してアラスカシーフードを選んでいただきたい」としている。