高品質・安全基準 農産物で確保 EUが19・20日にオンラインセミナー【PR】

欧州連合(EU)は19、20日の両日、東京とベルギーのブリュッセルを基点に「EUはどのように農産品の高い品質と安全基準を確保しているか」をテーマとしたオンラインセミナーを開催する。同セミナーは日EU経済連携協定(EPA)によって築かれた基盤を下に日EUの農産物貿易を促進するため、日本の消費者や業界関係者にEUの農産物の良さを伝える「パーフェクトマッチ・キャンペーン」の一環。農産物貿易のEPAの下での機会について議論する場として、多くの日本の関係者がEPAについて学び、そこから利益を得る機会を提供する。

駐日EU代表部のパトリシア・フロア駐日EU特命全権大使、農林水産省の大澤誠農林水産審議官、欧州委員会のウルフガング・ブルチャ農業・農村開発総局長による開会挨拶で始まる日本時間19日午後2時からの同セミナーは、日EU・EPAの実施の利点について農産物分野を中心に解説する基調講演(午後2時20分から45分間)の後、EUの食の安全・品質制度の概略を説明する(午後3時5分から60分間)。その後、分科会形式で、畜産物貿易(19日午後4時20分から45分間)、農産物貿易(同)、地理的表示の貿易機会(同)、有機製品の貿易機会(同)を並行開催、同日最後のプログラムとして温室効果ガス排出ゼロを目指す「欧州グリーン・ディール」、持続可能な農業、EUの新食品産業戦略「Farm to Fork(農場から食卓まで)戦略」を解説する(午後5時20分から45分間)。

2日目は20日午後2時45分から45分間、貿易を円滑に促進するためのEPAによってもたらされた仕組みの使い方を解説、その後、安全・技術・品質基準の分科会として、チーズ・乳製品(20日午後3時45分から75分間)、ワイン・スピリッツ・ビール(同)、肉(同)、野菜・果物・オリーブオイル(同)を並行開催する。最後に、日EUの専門家や業界関係者が意見交換するパネルディスカッション(20日午後5時15分から75分間)で日EUの農産物貿易をいかに促進するか、日本市場での同貿易の課題と機会、高い品質と安全基準に向けた実践的なアプローチを取り上げて締めくくる。

オンラインセミナーの開催に先立ち、EUは参加者が▽EUの食品安全・品質システム▽家畜および畜産物の安全規則▽工場・製品の安全ルール▽地理的表示▽有機農業――について学べるEラーニング・ビデオを作成した。同ビデオは、EUの食品の安全性と品質の高い基準を示し、互いの農産品・食品システムの理解を促進することを目的とした。参加登録することで、セミナー開催前に同ビデオを視聴できる。詳細は、セミナー公式Webサイトのオンラインセミナーのページから。

オンラインセミナーの参加登録は特設サイトで。スマートフォンなら以下の2次元コードからアクセスできる。締め切りは日本時間の18日午後8時。オンライン開催に使用するプラットフォームや参加方法の詳細はセミナー開催前に主催者事務局が別途案内する。


セミナー公式ウェブサイト: www.euagrifoodsps.eu
パーフェクトマッチ!日本語公式ウェブサイト: www.foodmatcheu.jp

バックナンバー