【JAグループ国産農畜産物商談会・今週のイチオシ商品】九条ネギのつぼみの佃煮【PR】

「ねぎのつぼみ」をご存じですか?いわゆる「ねぎ坊主」はねぎの花のことで、これが咲くと、可食部であるねぎの葉が硬くなるため、農家はその前に収穫します。同時に大量に廃棄するつぼみの部分は、収穫の季節に一部料亭で天ぷらにするなど、特有のおいしさがあります。そこで京都・亀岡の九条ねぎ農家・西陣屋は、これをモッタイナイと感じ、全国的にも珍しい、加工品の商品開発にチャレンジしました。完成したのが「九条ねぎのつぼみの佃煮」です。

九条ネギのつぼみの佃煮(農業生産法人株式会社西陣屋)

商品化に当たってはまず、調理の手間がかかるものより、そのまますぐ食べられるものの方が、消費者に受け入れられると考えました。次に、つぼみを訴求する商品だけに、その形を残しながら葉の部分も入った商品をと、試行錯誤を繰り返し佃煮の商品化を決定しました。つぼみにはアクがありますが、これをアクセントとしながらも、食べやすい京風の甘めの味付けとするなど、味の調整に一番苦労したと言います。

ただ、つぼみの収穫時期は3~4月に限られているため、冷凍保存することで周年供給を可能にしました。京都府内の高質スーパーや道の駅、亀岡の観光協会などを通じて販売していますが、西陣屋では「より多くの方に京都の旬の味を楽しんでいただきたい」と願い、新たな販路の開拓にも取り組んでいます。(130g入り、税込み540円)。

※JAグループ100団体以上が出展し、地域色豊かな農畜産物やその加工品などが多数出品される「第16回JAグループ国産農畜産物商談会」が2022年2月1日から開催されます。日本食糧新聞が注目の商品を毎週ピックアップして取材し「今週のオススメ!イチオシ商品」としてお伝えします。

第16回JAグループ国産農畜産物商談会