Mizkan、鍋の楽しさを再提案 前向き情緒の価値訴求【PR】
Mizkanは鍋の基本価値、楽しさを再発見してもらう。トップブランドの「〆まで美味しい」で一緒に食卓を囲んでもらい、家族や仲間との一体感を演出する。「辛鍋」を改良した「辛屋(からや)」で辛口ブームの大人需要にも応え、ヒット商品の「スープしゃぶ」は日常使いを加速。鍋の通年化に応じる。
市場環境は値上げラッシュの景気不安で厳しいと判断する。22年度下期(22年9月~23年2月)の鍋つゆの市場は前年比微減となったが、Mizkanの売上げはほぼ前年実績並みと堅調。「〆まで」が健闘して21年度の「食品ヒット大賞優秀ヒット賞」の「スープも味わうしゃぶしゃぶ」、新たに導入した「辛鍋つゆ」が好調だった。今季はコロナ禍が明けて人と会う機会が増え、インバウンドの活況などで賃金増も期待される。コロナから解放され、明るい気持ちで鍋を前向きに楽しむ、情緒メリットを伝える。
「〆まで」はトレンドの辛口、味噌味を導入する。辛口は基幹商品の「ごま豆乳鍋つゆ」の姉妹品として「〈赤〉」を追加。豆板醤、ラー油、唐辛子とすりごまの香りとの好相性、まろやかな辛味が癖になる。SNSなどで人気になっていたレシピを商品化。10年連続売上げナンバーワン※の定番「ごま豆乳」に魅力的な選択肢を加えた(※出展:インテージSCI(15歳~69歳) 鍋つゆ市場 13年3月~2023年2月 購買金額シェア)。
味噌味はマイルドな「まろみそ鍋つゆ」を新発売。鶏がらだしをベースに米麹味噌、豆乳クリームを混ぜ、麹の甘みで野菜がおいしく食べられる。家族向けの商品力で定番・安心回帰の味噌人気に応える。
「〆まで美味しいミニパック」は前期にリニューアルし、パウチの「〆まで」との同時購入をスムーズに促した。パウチとの併用を浸透。食べ盛り世代や家庭内個食の消費ニーズをとらえた。
今季は「濃厚みそ」「とんこつしょうゆ」を導入。同時使用を促進する。ブランド全体ではパッケージ“〆(シメ)鍋“のロゴに包装改良。コクがあって、締めまでおいしいという価値を端的に伝え、愛着感を持ってもらう。
「辛鍋」は「辛屋(からや)」にリニューアルし、居酒屋イメージと本格感を押し出す。昨年から導入して大人のおつまみニーズに対応。辛味カテゴリーの成長を後押しできた。新たに唐辛子とニンニクを利かせた「やみつき醤油」を追加し、人気の既存「W味噌」「濃厚とんこつ鍋つゆ」と同時展開。疲れた日のストレス発散、日々の晩酌に役立ててもらう。
「スープも味わうしゃぶしゃぶ」は、覚えやすい「スープしゃぶ」に改良。うまみ、香りでスープと一緒に楽しむスタイルを定着させる。今季は「極だし柑橘」「同豆乳」を発売してあっさりヘルシー、柑橘の清涼感へのニーズに応える。ほかにも名店監修の「札幌味噌拉麺専門店けやき監修 札幌味噌鍋つゆ」「中華蕎麦とみ田監修 濃厚豚骨魚介鍋つゆ」を発売。店主に何度も味見してもらい、複雑でコク深い味わいを実現した。鍋つゆのバリエーション、ユーザー拡大を進める。
今春から新たな汎用つゆの「大好きだし。麺と鍋。」も展開し、そうめんのマンネリを打破した。売上げは計画通りで順調に推移。秋から鍋にも使えるハイブリッドな価値を鍋訴求のパッケージ、9月上旬からの新CMで紹介する。
「〆まで美味しい」シリーズのプロモーションは「鍋がみんなをひとつにする」をコンセプトにデジタル施策を中心に価値訴求。フードクリエイターとのタイアップ動画をYouTube、TikTokで実施する予定だ。
「味ぽん」は市場のダウントレンドに押されて苦戦。鍋関連では水炊きの機会も減って影響を受けている。7月下旬から「味ぽん」「同MILD」「同うまピリ」360mlなどでPETボトルに順次切り替え。使い勝手を良くし、レンジ加熱した旬野菜にかけるだけの「旬ごち!」「レシピレス」メニューなどを紹介する。