「食べログ仕入」導入事例 中野外食サプライ 深夜の受注業務が半減 導入コストゼロは大きな魅力【PR】

コロナ禍という長いトンネルを抜け、飲食業界は急速な人流回復や訪日外国人観光客の急増に伴うインバウンド需要で活況を呈している。一方、食材高騰や人材確保などの課題に直面しており、DX(デジタルトランスフォーメーション)への対応が急務だ。こうした中、カカクコムが運営する飲食店向け発注業務効率化サービス「食べログ仕入」に注目が集まっている。「食べログ仕入」は、レストラン検索・予約サービス「食べログ」が2019年に飲食店向けの発注サービスとして提供開始、21年に卸業者向けの受注サービスも開始した。発注側の飲食店、受注側の卸業者ともに無料でサービスを利用できるのが最大の特徴だ。業務用酒類卸を基盤に食肉、食品、雑貨など取り扱いを広げ業容が拡大する中野外食サプライの「食べログ仕入」導入成功事例を探った。

中野外食サプライは1966年大阪府堺市で町の酒店として創業。業務用酒類に加え、食品・雑貨・食肉を取り扱う総合卸会社として、大阪・奈良・和歌山・兵庫の約2200店の飲食店と取引を行う。「食べログ仕入」を導入する前は、1日に1500枚届くFAXや留守番電話による受注作業に忙殺されていた。FAXをもたない飲食店には発注書を撮影、同社公式LINEに送るサービスを始めたが、誤った既読の発生など業務がさらに複雑化した。
「食べログ仕入」導入は、飲食店から「食べログ仕入」のロゴが付いたFAX発注書が届いたことで、卸業者向けのサービスがあることを知った。社内のIT化を進める障壁は、導入コストと導入ベネフィットを説明し全社のコンセンサスを得ることだが、「食べログ仕入」は無料であり、ゼロリスクでありながら導入ベネフィットが高いことから導入を決めた。

導入による業務改善効果は、7人体制で行っていた深夜の受注業務が3人で回せるようになったことだ。以前はパートが辞めるたびに求人をかけていたがその頻度も減り、メンタル的にも楽になったという。同社は、「食べログ仕入」開発チームの卸業者の要望に応えようとする姿勢と実際に実現する技術力を高く評価する。さらに、同社を驚かせたのが、22年6月に開始した飲食店に対して「食べログ仕入」の利用方法を電話でサポートするサービスだ。食べログは、自社の飲食店問い合わせ窓口というリソースを活用し同サービスも無料で提供。中野外食サプライも同サービスを活用したところ、Web発注の利用店舗数が急増したという。
「食べログ仕入」は、3年以内に10万店の飲食店が使う世界の実現を目指す。現在導入飲食店は約5000店舗。卸業者は1年で150社まで増え、今後成長速度は急速に上昇すると考えている。今後も、集客支援から店舗運営全体のデジタル化を支援することで、飲食店、卸業者のWIN-WINの関係を構築し、その先にある生活者の豊かな外食体験に貢献することを目指す。


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